青春映画ベスト5

一位

がんばっていきまっしょい

粗筋 ボートにかける五人の少女の青春を爽やかに描いた傑作。

 映像の美しさと台詞の面白さ、それに新人俳優達の自然な演技と、良いところが揃っている。多少、不自然な場面があるが(新入部員が途中で消えたり)、完成度は非常に高い。

見どころ 主演の田中麗奈の松山弁と、父親役の白竜の背中と、校長役の大杉連。

二位

Kids Return

粗筋 不良二人が別々の道で成功、挫折するまでを軽快なリズムで追う。

 たけし作品の中で一番映画的なオープニングをしている映画。自転車の無軌道な走りは青春を一番巧く描いていると言える。

見どころ 金子賢の赤いシャツと、二人乗りの自転車と、ヤクザの寺島進。

三位

太陽の少年

粗筋 一人の少女に恋をした少年達の恋愛模様。 

 カメラワークがこれほど巧い映画は珍しい。ダイナミックな映像は体が痺れ上がるほど素晴らしい。そして、主人公の少年の純真な姿にはただただ圧倒。

見どころ 主人公が望遠鏡を持ってぐるぐると回しているうちに少女の写真を見付ける場面と、敵対グループと戦争が始まりそうになる場面と、シャワー室でのタオルの場面と、最後のプールの場面。

四位

おもひでぽろぽろ

粗筋 岡島タエ子が10日間の休暇をとって山形の田舎へ行く。そのなかで、小学五年生の自分を思い出していく。

 青春映画に選ぶべきでないのかもしれないが、初恋の場面は結構よく出来ている。空へと飛んでいく場面は宮崎アニメに必須条件である。筆者はこの年代の人であるわけではないのだが、不思議にノスタルジーを感じる。

見どころ タエ子が空へ飛んでいく場面と、ひょっこりひょうたん島がテレビで出てくる場面と、初恋の人の野球を観戦しているタエ子の一連の行動。

五位

Stand By Me

粗筋 四人の少年の”死体探し”の冒険

 もう何十回と見た。やはりリバー・フェニックスの麗しい姿にはいつも目頭が熱くなる。主人公を含め、残りの三人も個性に溢れて、それぞれが巧い。彼らが今、それほど人気でないのが不思議なくらいだ。

見どころ リバー・フェニックスの美貌と、ジョン・キューザックの主人公の素晴らしい兄役と、ヒルがパンツの中に入るところ。