三菱ジープのエンジン


半世紀近い期間生産された三菱ジープにはアメリカ製エンジンやライセンス生産のモノ

に始まり、やがては自社製小型トラック用エンジンや乗用車用エンジンなど、その時代

の情勢により様々なエンジンが搭載されてきました。

このページでは日本国内向けの三菱ジープに搭載されたエンジンを紹介しています。

ガソリンエンジンとディーゼルエンジンに分けてインデックスを設けてありますので

ご覧になりたいエンジン型式名をクリックすればそのデータが現れます。

また、任意にスクロールさせながら見る事も出来ます。

INDEX


 

ガソリンエンジン編

* ガソリンエンジン編の最大出力及び最大トルク値はすべてグロス値です。

INDEX

L4型

4J・JH4型

KE47型

4G53型

4G52型

G54B型

G52B型

ディーゼルエンジン編

*ディーゼルエンジン編の最大出力及び最大トルク値はKE31、4DR5についてはグロス値

4DR6、4DR5(ターボチャージャー付き)はネット値です。

INDEX

KE31型

4DR5型

4DR6型

4DR5型(ターボ付)

上記の他、4DR1型という型式の存在が確認されていますが諸元等の詳細が分かりませんのであえて

割愛させていただきました。

 

 

 L4型(442型、通称ゴーデビル)

形式 水冷直列4気筒サイドバルブ ガソリンエンジン

ボア×ストローク 79.4mm×111.1mm 排気量 2,199cc

最大出力 60ps/4,000rpm 最大トルク 14.5kgm/2,000rpm

搭載型式 J1・J2

ウイリスの442型、通称ゴーデビルエンジンの国産型

また、第二時大戦後の消防ポンプ車のポンプ動力源にも利用されていたそうです。

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4J・JH4(通称ハリケーン)

形式 水冷直列4気筒 Fヘッド ガソリンエンジン

ボア×ストローク 79.4mm×111.1mm 排気量 2,199cc

圧縮比 7.4(6.9):1

最大出力 76ps(70ps)/4,000rpm

最大トルク16.4kgm(15.0kgm)/2,400rpm

*( )は4J及びJH4前期型の諸元

搭載型式 CJ3B−J3・J4・J5・J6・J7・J8・J9・J10・J11・J12・J13、 J20、J30、J32

サイドバルブの442型ゴーデビルエンジンを元に吸気バルブのみOHV形式にしたFヘッドという形式の

シリンダーヘッドにした4J型は通称ハリケーンエンジンと呼ばれています。

初期のCJ3BーJ3やJ4等は輸入された4J型を搭載していましたがやがて4J型ハリケーンを国産化

したJH4型ジャパニーズハリケーンに換装され更に圧縮比の見直しで出力向上を図ったJH4後期形

が開発されました。

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KE47型

形式 水冷直列4気筒 OHV ガソリンエンジン

ボア×ストローク 85.0mm×102.0mm 排気量 2,315cc

圧縮比 8.0 : 1

最大出力 95ps/4,500rpm 最大トルク 17.5kgm/2,800rpm

搭載型式 J22・J34・J42・J52・(旧)J53

元来は三菱自動車の小型トラック「キャンター」のモノです。

国内の道路整備が進むにつれて高速化した道路事情や排気ガス規制に対応するエンジンとして採用

されました。

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4G53型

形式 水冷直列4気筒 OHC ガソリンエンジン

ボア×ストローク 88.0mm×98.0mm 排気量 2,384cc

圧縮比 8.0 : 1

最大出力 110ps/5,000rpm 最大トルク 20.0kgm/3,000rpm

搭載型式 J26・J38・J46・J56

年々厳しくなる排気ガス規制に対応し、はじめて採用された乗用車用エンジンです。

 

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4G52型

形式 水冷直列4気筒 OHC ガソリンエンジン

ボア×ストローク 84.0mm×90.0mm 排気量 1,995cc

圧縮比 8.5 : 1

最大出力 100ps/5,000rpm 最大トルク 17.0kgm/3,000rpm

搭載型式 J58

三菱自動車の主力乗用車ギャランに搭載されていたアストロンエンジンです。

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G54B型

形式 水冷直列4気筒 OHC ガソリンエンジン

ボア×ストローク 91.0mm×98.0mm 排気量 2,555cc

圧縮比 8.2 : 1

最大出力 120ps/5,000rpm 最大トルク 21.3kgm/3,000rpm

搭載型式 J27・J37・J47・J57

三菱自動車の高級乗用車 デボネア(A33)やギャランラムダに搭載されていたエンジンです。

サイレントシャフトの採用やMCAーJETという名称の排気ガス対策を施した案外息の長いエンジンで

マツダにも供給され(輸出用4WD車に搭載)1990年代まで生産されていました。

また、同社のスタリオンの最終形にはターボチャージャーとインタークーラーを装着したものが搭載

されています。

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G52B型

形式 水冷直列4気筒 OHC ガソリンエンジン

ボア×ストローク 84.0mm×90.0mm 排気量1,995cc

最大出力 100ps/5,000rpm 最大トルク 16.5kgm/3,000rpm

圧縮比 8.5 : 1

搭載型式 J59

三菱自動車の80年代の主力乗用車ギャラン ラムダ/シグマ等に搭載されていたエンジンです。

サイレントシャフト、MCAーJET を採用しG54B、4D55(初期形パジェロのディーゼルエンジン)と共に

アストロン80シリーズを構成していました。

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KE31型

形式 水冷直列4気筒 OHV ディーゼルエンジン

ボア×ストローク 79.4mm×111.1mm 排気量 2,199cc

圧縮比 19.0 : 1

最大出力 61ps/3,600rpm 最大トルク 14.0kgm/2,200rpm

搭載型式 CJ3B−JC3・JC10、J20D、J30D、J32D

ガソリンエンジンのJH4型ハリケーンを元に開発した世界初のジープ用ディーゼルエンジンです。

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4DR5型

形式 水冷直列4気筒 OHV ディーゼルエンジン

ボア×ストローク 92.0mm×100.0mm 排気量 2,659cc

圧縮比 20.0 : 1

最大出力 80ps/3,700rpm 最大トルク 18.0kgm/2,200rpm

搭載型式 J24・J36・J44・J54・(旧)J55

渦流式燃焼室を持つ三菱自動車の小型トラック用エンジン

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4DR6型

形式 水冷直列4気筒 OHV ターボチャージャー付きディーゼルエンジン

ボア×ストローク 92.0mm×100.0mm 排気量 2,659cc

圧縮比 17.5 : 1

最大出力 94ps/3,500rpm 最大トルク 21.0kgm/2,000rpm

搭載型式 J23・(新)J53

4DR5の渦流式燃焼室を直接噴射式に改めターボチャージャーの装着で出力を増大した。

一説によると4DR5を搭載するJ24Aの非力さを改善する為に防衛庁の要望で開発されたという。

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4DR5型(ターボチャージャー付き)

形式 水冷直列4気筒 OHV インタークーラターボ付きディーゼルエンジン

ボア×ストローク 92.0mm×100.0mm 排気量2,659cc

圧縮比 21.5:1

最大出力 100ps/3,300rpm 最大トルク 22.5kgm/2,000rpm

搭載型式 J25・(新)J55

排気ガス規制に対応するため4DR6型に替わって搭載された。

従来の4DR5型を基本に列型から分配型噴射ポンプへの換装、EGRバルブの装着などで平成5年度

排気ガス規制に適合しインタークーラーの装着で4DR6を上回る出力を得た。

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