concept
今回のシャトーでのインスタレーションは時間と光りの形跡をシャト−の玄関口でもあるオランジェリーの前庭の芝生のゾーンを使用してのベジタル、インスタレーション
シャトーのパーク芝生を全て刈った約1tの刈り草をそのまま利用し再び其の芝を芝のゾーンに敷き詰める。
植物が成長すると同時に光りによる光合成をしるす生態を利用芝生のゾーンを光りと時間そして生命体が織り成すグリーンキャンバスとする。
作品は芝に印された17の4mサークルから構成され時間の経過と供にホワイトサークルからグリーンサークルへと変化また移り変わる。
サークルカラーの変化は北から南へと徐々に南下移動というかたちをとり時間の経過と供に消えていく・・・・・・
今回発表したのは光りの形跡を印す二点のインスタレーションでTRAJECTOIRE
(軌道)というタイトルの約二十m程の作品とRACINE(前作品)の連作によるものから構成される。
トラジェクトワ−ルの作品の方は展覧会期中その場に敷き詰められた乾燥した草を真北の方角から徐徐に草を取り除いてゆき時間、光と影の形跡がその場にコントラスト定めながら時と供に変化していく光り、時間の経過移動を見せる作品である。
ドキュメンテーションの記録写
真とビデオ撮影が行われた。
今回の作品は時間と供に自然と消えていくインスタレーションなため、展覧会の期日もそれが消えて無くなるまでが展覧会とされる。
(予定では7月29日までとなっているがこれも光りのように駆け抜けて消えていったゴッホ亡命日の日にあたる)
RACINE(前作品)の方の作品は丁度7年前に発表した作品の桜の木を再び新たな形で提示をしるしたもの(ここで新たとは7年という歳月が及ぼした経過した姿をさし、場と時間が変わった事により物そのものも変化を遂げる)
|