TITLE Octobre ~Novembre___2008 BACKボタン

Chalon−sur−Saône 
 シャロン・シュ−・ソォ−ン(Chalon−sur−Saône)インターナショ ナル アートインレジデンス はアソシエイシヨン ラ・ヴィ・デ・フォルム(La Vie des Fores)によるオルガナイズで、ニューヨーク・アテナ・アートファンデーションの協力により企画されている。
 このアートファンデーションの創設はマーク・ディ・スヴェロとマルセル・エヴラーによるもので年間を通じて数人のアーティストを現地に招待し実験的な制作と体験をする場となっている。
 サオン河沿いの工場地帯の立地条件を利用された各々の作家の制作場で宿泊施設としてペニッシュ(船)が随時ポートに接岸されていて水上生活を体験出来る。
 もともと此の地は大量の物資を貯蔵していた所で再利用された空間は正に港の工場地 帯そのもので大きな作品の制作が可能な場でもある。
 まずは作品の制作を前に最初に此のシャロンという場所がどのような所か把握する必要があった。
 それはそこにしか存在しない物とか時代背景がどこの町にも有りそれが其の土地のキャラクタ−だったり重要な歴史だったりもするからだ;それらと何か接し得るスペ−シフィック(其の場特有)な物を制作したいと考えていた。
 そして何時の間にか其処で目に止まったのは数々の使われなくなり錆び付いた鉄のマシーンだった。どうやら巨大なベルトコンベアーの一部のようで大量な物を運び出していた機械らしく夥しいローラーシリンダーが並んでいた。
 何故それらが使われなくなり廃材と化したのか、そこにはシャロンに存在していたヨ−ロッパ第一の巨大産業の一つであったコダック工場の閉鎖、廃鉱による形跡だった。
 シャロンには写真で有名なニエープスの歴史が有り其の美術館がその名を止めているが写真産業のコダックの会社もその重要な一つとも言えた。しかしここ数年のデジタルカメラの普及と供にクラシック化したフイルム産業は時代の流れと供に廃れていきそれらは時代の影にと追いやられて行ったのである。工場の最盛期には8千人の従業員が働いていたというがテクノロジーの発展開発は皮肉にもその時代を徐々に塗り替えて行く、止まり錆び付いたマシーンから複雑な思いが駆け巡るのであった。
 そこで第一に興味が引かれた此のマシーンを何とか再利用してみたいと思った。
---つづく---
Chalon−sur−Saône
パリ・リヨン駅からTGVでディジョン駅まで約1時間40分。
ローカル線に乗り換えシャロン・スュル・ソーヌ駅まで約30分。

BACKボタン