Shizuoka Japon  
 

 蔦(つた)の細道の静岡側登り口のアクセスを利用した 筒”夢(ドーム) のインスタレーションから続く第二段のクリエーションとなる”塔(とう)”のインスタレーションは周りの森林の間伐に伴って出た檜、杉、などの生の間伐材を使って行われた。
 

 この場所は擂り鉢状の地形とその山を覆う様に埋め尽くしている森林は植林されてから約30年前後の所が多く、時の経過と伴に木々の密集化が進み間伐をしなければならない時期を迎えていた。
 多くの植林された木々は日光不足のため太く成長できないまま日陰のもやしの様に痩せ細っている。(この様な場所はここだけに在らず日本全体の多くの山林地帯が放置され手つかず荒れたままになっているが現状である。同時に過疎化に拍車をかけ進行してしまった今日と社会現象の裏側を見る背景なのか...)

 プロジェクトは間伐という作業工程から山林の中の大地に徐々に光が差し込んで いくと同時にそれらの伐採された木々を集めて一本の空洞化した巨木の様な物 を想定しつつ人がその木の中に入って木になってもらう体験する? また木の中から外の様相を見守れるような光と接するエコロジカルなインスタレーションとする目的が一つ有った。

 塔の北側に位置する部分は意図的に縦に開いた空間が在りそこから中に入場することができる。
 内部は敷石の上にトライアングル状にポジションベンチが在り中央真上より放射状にやって来る自然光とそこを通 り抜ける心地よい風を体感する空間になっている。

TOU-塔
サイズ 320cm x 320cm x 1500cm
素材-間伐材木・石・
1)ファンデーションの敷石 2)竹林の上方 3)蔦(ツタ)の細道より真横 4)山道の後方
5)内部敷石の上 6)内部敷石の上 7)塔の内側 8)塔の内部

TOU ©2010 TERUHISA SUZUKI