ロット県 カオールから北西約26Km、レザルク(Les Arques) のレザトリエデザルク(Les Ateliers des Arques) アートレジデンスが行った展覧会
(レザルクは彫刻家ザッキンのふるさとでザッキンの家、アトリエが今でも残り多くの作品を村のセンター、教会、ザッキン美術館で観れ村全体が国の文化財産指定保護区となっている)
展覧会期日は 7月2日〜9月9日2005
Les Ateliers des Arques
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ésidences ateliers d'artistes
tel 05 65 22 81 70

E-Mail : ateliers.des_arques@tiscali.fr

WEB_SITE_Les Ateliers des Arques-http://www.ateliersdesarques.com/

今回のインスタレーション作品SHELTERはフランス語で言うとABRIという単語が近く該当するが、作品の形が巻き貝殻状であり英語でいうSHELL(貝)から隠れ家または物や人を保護する場所を意味するSHELTERをあえて英語タイトルとしてつけた。(エスカルゴも同様 貝殻でその身を自ら隠し、自分を守っている)
作品のコンセプトは物や人を保護する光の空間で内側から外の様子を観察したり見守ったり人が出入りすることができる物、場所を想定。
インスタレーションの場所はレザルクのシテと周りの環境を見渡せる位置を選択し、廃虚となった其の場所は昔は其所に人が住んでいたその形跡を見守り続けるという周囲、環境のオブセルバション、コンタクトを重要視した。
其の場所はCAHORS(カオール)からLES ARQUES(レザルク)に入る為の玄関口に程近く、その北には小さなチャペルが在り、南にはメインの教会が見える其の地は略一直線上にインスタレーションと結ばれた位置関係に在る。
巻貝状のフォルムを持つ作品は内外の360°のアングル観察に適するもので其の形は1億4000万年前のジュラ紀に此の地域に生存したアンモナイトと現在ここで見つけるエスカルゴと類似する。遠い過去から受け継がれ大地の回転を記すような理想的な力強い自然な形を呈している。
二重構造を持つ 此のインスタレーションは外の様子、光景を樹皮に空いた小さな数々の光源の穴から内部壁に貼られた紙のスクリーン(障子紙)に反転した映像を優しく伝え映し外と中とのリレーション、対話コンタクトをする。
(此の現象を表すオブジェをステノーペ(STENOPE)シャンブルノワール chambre noire という)
外部を覆う栗の樹の皮は此の地方に多く見られる栗の森林より枯死してしまった樹齢2〜300年程の巨木のコルクを再利用したもので樹皮がボディーをプロテクトしている。
作品のファンデーションには崩壊して行った家の壁石をサークル状に敷き積め、また内部回廊部には其の上から砂を敷いてあり訪問者は其処で素足歩行にて知覚体験をする。
廃虚の内側で外界とコンタクトをするインスタレーションSHELTER (シェルター:ステノーペの部屋)は円型ドアをスライドさせて中に入ると外側から入って来る光が内側に貼ってある障子紙のスクリーンに点々と転写して映し出された360度の外の映像を視ることが出来る。
作品の真南後方にはレザルクの教会が位置する。
内側から見た円型ポルトは西側に有り中央の小さな穴より沈む夕日の光が零れ射し込む。
 
作品の中に入った入口付近 作品の中には所々光りが漏れ反転した外の光景を視る