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球体状のカプセルプロジェクトの構想は数年前から描いていた。
初期プロジェクトデッサン2007年(下記イメージ参照)は実際の物とは異なる。
シャロンでのアートインレジダンスの体験を元に新たなかたちで現実化に向けて進める事になった。 |
そこレジダンスは旧石炭商跡地にあたりシャロンの旧港工場地帯に位
置しているが、 港は2004年に閉鎖され、この近くには近代社会と産業のもたらした物、また時間の経過と供に需要と供給のバランスが崩れ消えざるを得なくなった物たちの宿命とその傷跡が在った。
(ここではコンピューターとデジタルカメラの普及と共に跡を追われたフイルム産業のコダックとその廻りの大小の企業、またそれらの工場で使われた数々の産業機械類の廃材化をさす)
プロジェクトはテクノロジー産業の発展と供に失われ影に取り残されたマテリアルの数々を収集し再利用する事から始まり、それを別
のかたちに構成し物の再循環 (リサイクル)を重視した。
球体のオブジェは人の眼球をイメージしその中に映し出される360℃のアングルからやって来る様々な光を365のシリンダーチューブが受け止める。
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2.2mの大きさは大人が程よく入るサイズでレオナルドダヴィンチが用いた人間のムーブメント、また人体プロポーションを描いたウイトウィウス的人体図(Uomo
vitruviano(伊))のデッサンのそれと類似する:
http://en.wikipedia.org/wiki/Vitruvian_Man
1994年 野火のインスタレーションから引き継がれるコンタクトする光、2005年シェルター、2008年ドーム、に続く光と関係を持ちながら存在を知る・動く・体験型作品:
ニエースフォール・ニエープス美術館にて
(Musée
Nicéphore
Niépce/Chalon-sur-Saône
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作品詳細
作品タイトルのカプセルは外の別な物を何かの物により内側に受け止めるその物を差し、アイズボールは複眼球という意味に置き換えられる;
これは余談だがその他に日本語の(合図あいず−これは人と光りをさす合図)をしゃれで作ったタイトル
ここ数年作っている作品名に見られる。
大きさ
220cm x 220cm x 220cm
素材
鉄・イノックス(ステンレス)・樹脂・グラスファイバーマット・ペイント
作品が出来上がるまでをスライドショーで観る事が出来ます。
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この展覧会を機に、新しく出版されたラヴィデフォルム{LA
VIE DES FORMES}2003年〜2008年までのドキュメンテーションカタログ
(全144ページ、25cm x 20cm x 1,4cm)
表紙と作家、作品の紹介、フランス語と英語訳)
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