女郎花(おみなえし) オミナエシ科の多年草。山野に自生する。夏から秋にかけて黄色の花を多数傘状につける。秋の七草の一つで、撫子と同じく利尿効果を持つ薬草。万葉では「娘子部四」「姫押」「佳人部為」「美人部師」などの字が宛てられており、「女郎花」という漢字を宛てる例は平安時代以後の文献にのみ見られる(「女郎」は貴族の令嬢・令夫人を指す)。