御蓋山(みかさやま) 奈良市街の東、春日大社の後方に位置する。春日山とも呼ばれる。山容が天皇に差し掛ける衣笠の御笠に似ていることから、この名が付けられたという。万葉集では「御笠山」「三笠山」として詠われている。巻三の石上乙麻呂の歌(0374)の「笠の山」も御笠山のことかという(契沖)。