■矢板のへろへろ■
 専売公社専用線


1.矢板駅周辺の側線

 東北本線矢板駅構内から宇都宮方東側に分岐する貨物専用線があります。
S58の専用線一覧によると
 専売公社:総延長1.0km
 秩父セメント:総延長0.2km
と記載されており、現在は、それぞれJT、太平洋セメントとなっています。
レールの状況から、太平洋セメントの方は健在のようですが、JTの方は現役か否か判然としません。
矢板駅には
 下り:5563レ(ウタ発)
 上り:5582レ(ウタ着)
の1往復が発着しており、上記専用線のセメント輸送(ホキ・タキ)およびコンテナ輸送を行っています。カマは矢板折り返しではなく黒磯まで、あるいは黒磯から単機回送となります。 
 なお、矢板駅での5582レの様子がこちらのサイトに紹介されています。

2.現在の状況

矢板駅のかわいい働き者。
「栃木県北通運」のDB064。
日立製の15t機だ。
体に似合わず、矢板駅に出入りする貨車を一手に引き受けるDB064。
こっちエンドの表情も印象的だ。
ホキ5700(秩父セメント)他。
5582レへの組成待ち
宇都宮方から矢板駅構内を見る。
右に分岐するのが専用線。
JT倉庫方を見る。
左が太平洋セメントの積み替え施設。
さらに、JT倉庫側へ進み、矢板駅方を見る。太平洋セメントへは、スイッチバックで進入する。
周りは住宅地になりつつある。
大型のスーパーマーケットも至近に開店した。奥が、JT倉庫側。太平洋セメントへの出入のため、この近辺まではレールも輝いている。
その先から、矢板駅側を見る。
レールに輝きはない。
JT倉庫が見えてきた。
JT倉庫内は、休日のせいかひっそりしており貨車の姿はない。
が、目を凝らすと・・・・なんかいる!!
かつては、国鉄の主要駅に必ずいた奴。貨車移動機だ。今となっては、これはこれで貴重な存在。

3.あとがき

 多くの専用線がそうであるように、この矢板の専用線もかろうじて命脈を保っているように見えます。宝積寺と同様、いつもでもこの光景を目にできることを願っています。あのかわいい働き者がいつまでもエンジン音を響かせていますように・・。



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作成    2002.9.16
写真撮影 2002.3.2

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