■東武鉄道ED4010型電気機関車(ED4011)■
   今市市

ED4011


1.車両の沿革

■「東芝戦時形」と呼ばれる凸形です。
■戦時中に中国海南島の日本窒素肥料(現在のチッソ)向けに製造されました。
■戦況の悪化で海南島入りは中止され、S23東武鉄道が2両購入しました。
■名鉄デキ600(603・604)とは同期の桜です。
■当初はED40形403〜404号機と称し、S30現形式に改称しました。
■製造時、台車は鋼板枠構成、パンタも戦時型PS13でした。
■S36に台車をウイングバネ式(FS29)に変更しています。
■晩年は入換専用機として使用されS57廃車になりました。
■ED4020形は、ほとんど同一形式ですが戦後製です。
項目 諸元(保存看板より)
全長 11m
重量 49t


2.保存状況

保存の全景 今市市のバイパス沿いに保存されている。腕木式信号機のオブジェも設置されている。
場所は、たまり漬けの販売店の脇。
場所は、こちら。保存場所
けっこう漬本舗の看板
キャブ側面 キャブ脇の様子。プレート類はよく残っているが、腐食が進んでいる。
1エンド側のプレートも健在。ガラスやライト類の破損はないようだ。 先頭部
保存看板 展示看板。オーナの熱意と愛情が感じられる。
店舗前には貨物移動機(S44協三)が展示されている。白い丸いものは、0系の連結器カバー。このほか、店内に鉄道写真が掲示され、船舶の機器なども展示されている。 協三製移動機と0系連結器カバー

3.あとがき

残留孤児となってしまったかも知れない運命を跳ね返し今この場所に静かに眠っている本機。オーナの熱意に支えられてこれからも強運で生き延びてほしいものです。


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作成    2002.10.14
写真撮影 2002.10.14

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