■宇都宮石材軌道2号機■
  壬生町おもちゃの駅前

宇都宮石材5


1.車両の沿革

<展示看板より>ママ 
5号蒸気機関車は、1921年(大正10年)栃木県の宇都宮石材軌道(株)(昭和6年東武鉄道(株)へ合併)が日本車輌製造(株)より購入しました。その後、東武鉄道No.58を経て、1938年(昭和14年)に鹿島参宮鉄道(株)(現・関東鉄道(株))の竜ヶ崎線へ移動し、1970年(昭和45年)頃まで使用されました。動揺改善が目的と思われるヘンシェル形の変形と言える従輪付きで、C1の軸配置は日本車輌製造(株)で作られた数多くの蒸気機関車の中でも現存する最古のものと言えましょう。
項目 諸元
気筒径×行程 330mm×451mm
使用圧力 12.66kg/平方cm
火床面積 0.88平方m
伝熱面積 48.59平方m
(煙管44.32 火室4.27)
運転整備重量 29.97t
水槽容量 4.54立方m
石炭積載量 1.185t
最大寸法(長×幅×高) 8312mm×2642mm×3454mm
動輪径 914mm

*本機は、宇都宮石材軌道2→東武鉄道58→鹿島参宮鉄道5と変遷しています。


2.保存状況

メーカーズプレート 煙室とドームに付いた日車のプレート
場所によっては腐食が進んでいる。
保存場所は東武宇都宮線のすぐ脇。見知らぬ後輩たちが駆け抜けてゆく。
5の書体がいい。
東武電車と
トミープレート 日車復元プレート
静態保存 TOMY 昭和54年 復元修理 日本車両 昭和54年
保存場所はこちら

3.あとがき

看板には、
 管   理:輸出玩具工業団地
 土地提供:東武鉄道株式会社
 機関車提供:トミー工業株式会社
とありました。
宇都宮石材軌道(東武大谷線)がほとんど顕彰されていない現状にあっては、大変貴重な大谷石輸送を語る生き証人だと思います。今後も、大切に保存されることを願ってやみません。


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修正    2002.10.20  宇都宮石材時代は2号機であったことを明示。
作成    2002.10.12
写真撮影 2001.9.3

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