■国鉄 救援制御電動車 クモエ21001■
 小金井 日酸公園
 (ケガした電車を助けた電車)


1.車両の沿革

S2にデハ73200の一員として生れる。
■モハ30形式→モハ11形式→クモハ11形式を経て、S42救援車化。
■なお、モハ30は国鉄初の半鋼製電車。
S61廃車後この公園に保存。保存場所(管理人までお訪ねください。)

<展示看板>


2.保存状況

大変立派な上屋が設置されており良好な保存環境。屋根がウイークポイントであるこの手の車両には好適だ。現時点で窓などに破損はない。腕木信号機や、踏み切り警報器も設置されている。
A側正面。
HMは、
「けがをした電車を助けた電車」
行き先板には
「小金井駅−日酸公園駅」
一方は、プラットホームのように作られ車内の観察も可能。腰板の継ぎ目のように見えるのは手すりの陰。リベット打ちの半鋼製車体。
救援車の特徴である幅広の資材搬入口。
TR11の電動車版DT10台車。
銘板もきちんと残っている。

3.あとがき

 本車のようにいわゆる事業用車が一般の公園などに保存されているケースはきわめてまれだと思われます。小山電車区お膝元の面目躍如といったところです。貴重な存在であるが故にその価値を踏まえて大切に保存されて行くことを希望します。



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更新    2004. 5.30 場所の詳細を削除
作成    2002.12.23
写真撮影 2002.12.23

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