■国鉄C11型蒸気機関車(C11275)■
  美原公園(大田原市)

C11275全景輝くプレート


1.車両の沿革

■大田原市にある美原公園(旧大田原市交通公園)に保存されています。
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■展示看板から
 この機関車は、第2次大戦中に作られた戦時型で蒸気溜がカマボコ型になっているのが特長です。当初は御殿場線(国府津−沼津駅間)の客貨車の輸送に使用されましたが輸送量の増大と電化の波に押され最後は関東東北各駅の貨物の入替用に使用されていたものを国鉄の好意により当公園に展示されることになったものです。昭和46年12月 大田原市交通公園
■新製は、S19.12 日本車両です。
■最終配置は不明ですが、廃車決済はS46.7土崎となっています。
  (朝日新聞社 蒸気機関車100年)
■諸元類は各種文献に記述がありますので省略します。


2.保存状況

周囲の状況 広く閑散とした公園内に保存されている。
上屋は設置されていない。
本機は、風雨による腐食が激しく交通公園廃止時(2001.3)に撤去されることになっていたが、地元の惜しむ声に応えて県立那須清峰高校を中心に地元の鉄工所などの協力で見事に外装が復元された。 プレート類
足回り この復元作業は、毎年下級生に受け継がれ2002年の復元作業が完了した現在ではさらに状態は好転してるはずだ。
計器類はかなりダメージを受けているが今年の作業でどうなったろうか? 運転台

3.あとがき

本機を調査したときは、復元が行われていることを知らずもっと悲惨な状況を予測していました。後に、復元のことを知ったとき、あの夕日に輝いていた漆黒の体躯は多くの方々の努力の象徴に思えました。この場を借りて、復元に努力された方々に対し敬意を表したいと思います。



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作成    2002.10. 5
写真撮影 2002. 3.10

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