USB仕様 Writer509 の製作 (2008/3/21)

(Last update:08/06/20)


以前製作した Writer509。
プラケースに入れたのだが、見栄えが
イマイチなので作り直すことに
基板表面。
デジトラのおかげでだいぶ
すっきりとした仕上がり
基板裏面。裏面部品は
チップセラコン2個のみ。
ソケット基板や配線は
ホットボンドでしっかりと固定。
鑑賞に堪えうる (?) 仕上がり 回路図
その後 ZIF ソケットを
高耐久品に交換

きっかけ

 前回製作した Writer509 の見栄えがイマイチだったので、マジメにケース加工して鑑賞にもそれなりに堪えうるモノを製作することに。

 また PNP のデジタルトランジスタが手元に大量にあるので、そいつを使って部品点数の削減も目指すことに。


元ネタ

 元ネタはこちら(作者さんに感謝)。オリジナルはシリアル接続仕様だが、秋月の USB → シリアル変換モジュールを使って USB 仕様にしてあるため、ファームウエアは Writer509I.zip を使用する。

 この秋月モジュールの USB→シリアル変換チップは FTDI の FT232RL なので、Writer509 のページにもあるように、ホスト側の RS232C パラメーターは変更しておいた方が良い・・・というか、latency を最小の 1 にしておかないと動作が不安定(ライターが認識されない、書き込みができない)になることがあった。


回路設計

 基本的にはデッドコピーだが、2つのトランジスタは東芝のデジタルトランジスタ RN2205 を使って計4本の抵抗を省略し、また12V昇圧回路には MAX622A を使用するので部品点数はかなり少なくなっている。

 なお、回路基板と ZIF ソケット間はコネクタを使用し、いざとなったらソケット基板を交換できるようにしておく。今回は 20pin の PIC16F677 も焼けるように、20pin ZIF ソケットを装着しておいた。


今回の失敗

 ZIF ソケットの孔はぴったりと開けることができたが、USB コネクタの孔はいつの間にか必要以上の大きさになってしまった(爆)。金属でもプラスチックでも、ケース加工は難しい・・

 また当初 TEXTOOL製 20pin ZIF ソケットを使用していたのだが、すぐにガタが出てしまったので(爆)、秋月で売っている「TEXTOOL 製より耐久性3倍」という触れ込みの ZIF ソケット(24pin)に変更。ZIF ソケットとの配線をコネクタにしておいて良かった ^^;


2008/6/20 追記:

 最近発売された PIC を焼ける Writer509 プログラムの独自改良版が Dual PIC writer 作者さんのページ公開されている。


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