(Last update:10/02/01)
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Sanokiya さんの FMC-01 オリジナル試作基板 |
電源仕様を AC100V 入力に変更し、 明るさ検出回路を追加。 |
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基板裏 | ケースへの実装。 ケースにはテイシンの ABS ケース TB-59 (W100xD65xH25) を使用。 |
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ケース穴空けの様子 | LED 基板実装の様子。 ホットボンドを多用 |
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9個の LED の配置。 配置によってリアルさが左右される。 |
点滅パターン切り替えスイッチと 明るさ検出用フォトトランジスタは 背面に |
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適度にスリの入った「ほや」を かぶせると超リアルに見える。 |
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このリアルさをとくとご覧あれ。 (ファームウエアは試作品 v3.0) |
製作の経緯:
ひょんなことからこちらで市販予定の「ファイヤーモーションコントローラー FMC-01」の試作版を入手する機会に恵まれた。
この FMC-01、今まで見た LED キャンドルの中ではずば抜けてリアル。複数個の LED (最低3個〜、電源電圧に応じて増設可能)を使って炎の揺れを再現するとともに、巷に出回っている LED キャンドル のような「周期」が出ないよう配慮されており、本当に炎が揺れているように見える。実際、暗い部屋で点灯させて管理人の配偶者に見せたところ、蝋燭と間違えたぐらいだ。
送られてきた試作品ファームウエア Ver 3.0 では、4種類のキャンドル点滅モードを持っており、VR で点滅の強さを調節するができる。また別途 4段階の常時点灯モードを持っている(ここらへんは完成品発売までに仕様変更があるかもしれない)。
回路説明、設計時の考慮点等:
送られてきた試作品は AC アダプターからの DC 入力を前提としており、PIC への 5V はツェナーで生成している。消費電流は 40mA 前後なので今回は仕様を変更し、トランスレス電源を使って AC 100V 入力とした。LED 点灯用にはツェナーで 12V を、PIC は 3端子レギュレーターで 5V を生成させた。
また明るさで自動的に点灯を制御できるよう、フォトトランジスタを使った明るさ検出回路を追加した。
実装:
この FMC-1、超リアルに見せるにはコツがある。今回は写真のようになるべく炎の形に近づくように配置してみた。LED は 3系統で制御されるが、そのうちの真中を担当する 1系統を写真のように高めに実装するのがミソ。
一方、LED の光の散乱方法も重要で、LED キャップを付け、さらに薄いスリの入ったコップ(ダイソーで購入)を使ったところ写真および動画のようにかなりリアルに炎を再現できた。ただこしれがベストかどうかはまだまだ改良の余地がありそうで、特に LED と「ほや」との距離も重要なファクターになるようだ。今後もよさげな「ほや」を見つけ次第試してみるつもりである。
最後に:
Sanokiya さんでは、この FMC-01 をキットと完成品の形で発売予定とのこと。管理人は既に配偶者から大量増産を厳命されており(汗)、製品版の発売が待たれる。(2010/1 に無事販売開始、下記参照)
最後に、試作版を御提供くださった Sanokiya さんに御礼申し上げます。
2010/02/01 追記:
無事製品版が発売された(キット、完成品)。
ファームウエアは v4.0 となり、
(1)さらにリアルになった
(2)常灯モードへの移行がワンタッチでできる
(3)常灯モードの明るさが自由に調節できる
と改良された。有難いことに価格も非常にリーゾナブルで、早速4個発注 ^^ 別途、製作記事を追加予定。