(Last update:10/05/23)
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ケース内部。 2本のダイオードは強電界 地域対策も兼ねた保護回路。 |
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テスト風景。 アンテナは ST-236 を適当に転がして ^^: わざと感度を落としてアンプの効果をチェック |
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VICS 茨城・ブースター無し |
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VICS 茨城・ブースター有り。 アンテナ1本分ぐらい改善 |
製作の動機:
2010/5 に FM-VICS 対応のカーナビ ミニゴリラ NV-SB570DT
を購入したものの、茨城南部では標準添付アンテナではほとんど VICS 信号を受信できず(汗)、広帯域アンプを投入することに。
アンプの選定:
FM-VICS & ワンセグ用の様々な製品が様々な価格帯で売られている。中には回路の割に暴利価格のものも散見されたので
^^;、ネットで調査を開始。広帯域アンプの製作記事や FCZ 研究所のアンプキットなどが目に付いたが、それらの中から今回はこちらの広帯域アンプを投入することに。とはいっても、今回は完成品を購入しケーシングだけ行うというお気楽な製作(爆)。
実装:
この手の「高周波モノ」は、アーシング(シールド)の稚拙具合で成否が決まったりする世界。配線は極力短距離が原則。また今回はスイッチング電源の近辺に設置することから当然ながら金属ケースを採用しシールドに配慮する。基板は
15mm x 25mm と極めて小さいため、ケースには小型のものを選んだ。
またアンプ IC (μPC2747TB) は高電圧に弱いとのこと。雷などの自然放電はもちろん、強電界地域でも想定外の電圧がかかる可能性があるため、保護ダイオード(汎用のスイッチングダイオード2本をパラレルに逆接続)をアンテナ入力部に追加しておいた。
電源は、以前製作した遅延電源から 6V を供給。基板上の3端子レギュレーターは
5V 出力だが低ドロップタイプではないため、本来 7V 以上入力しなければならない。本当は
3.3V の低ドロップ品に交換したかったのだが、78L05 とピン配置互換のものが手持ちに無いこと、とりあえずうまく動いているようなのでそのままとする(汗)
効果の程は、カーナビの受信レベルが1〜2本増える感じ。ただし受信レベルが0本の場合は効果がみられなかった。要するに、ある程度感度の高いアンテナと組み合わせないと宝の持ち腐れということ。
早速車に積んで実戦投入したのだが、やはり茨城南部は受信が厳しい。結局は気休め程度か。んー
^^;
2010/05/31 追記:
結局、フィットに最初から付いているカーステ用のアンテナから信号を分岐することでようやく走行中も安定して
FM-VICS を受信可能に。そのためこのアンプはお蔵入りとなった(爆)