第二段階は、抜歯した空隙に犬歯を移動することです。

 犬歯を移動させる方法はいろいろありますが、今回は上顎はコイルスプリングと いうバネ、下顎はゴム(本人が毎日取り替えます)にて、矯正力をかけ、ワイヤ−を「レ−ル」にして滑らせています。
 一月に約1ミリずつ犬歯をゆっくり移動させます。

 この時期、奥歯と犬歯が「綱引き」をしていますから、 ヘッドギヤ−装置をしっかり使用していないと、奥歯が前に移動しまい、 前歯の修正が困難となります。