坂本九

今でこそキューチャンというとマラソンの高橋尚子が有名だが、僕の九ちゃんはやはり「坂本九」である。昭和33年頃にダニー飯田とパラダイスキングのメンバーに参加したそうだが当時はアメリカンポップス「ステキなタイミング」「悲しき六十歳」等を唄っていた。

 ミッキー・カーティス、豊原ミツ子司会の「ザ・ヒットパレード」で見たのが初めての九ちゃんとの出会いだったか。

 NHKの土曜日夜の番組「夢であいましょう」の今月の歌で「上を向いて歩こう」を歌い、ヒット、海外でも「SUKIYAKI」と題し発売され、日本初の世界的ミリオンセラーとなる。

 個性的でしたね、坂本九という歌手は。大人の歌手になって行くに連れてその個性が薄れて来たように思っていた矢先のあの事故でした。合掌。

 

見上げてごらん夜の星を

 手をつなごう僕と……2人なら苦しくなんか無いさ〜。良いなあ、この歌のこのサビが良いんだよねぇ。実際に結婚してみたら2人でも苦しい時は苦しいけれど、僕もこの歳になるとその辺は追求しません。見事な歌ですね。この歌は日活が映画化して、吉永小百合、浜田光夫のゴールデンコンビプラス坂本九が出演していました。(僕はいつ見たんだろう)

 この頃、涙腺が緩んできてしまってカラオケで唄うと自分で感動して涙が出ます。良い歌を良い歌い手が唄うからでしょうか。

 

明日があるさ

 青島幸男作詞なので題名的に、無責任方面の歌かなとも思えるのですが、若い人にはそれなりの希望を添えて素敵な歌詞になっていますね。この歌はカラオケで唄いたくてずいぶん探したんですが、ウルフルズ以来あっという間にどこの通信カラオケにも入りました。あまのじゃくな僕は、それ以来唄わなくなったけど大好きな歌です。家族でカラオケに行った時の締めの歌にしたいと思います。

 

上を向いて歩こう

 いまさら、何をかいわんやだけど一応押さえで唄ったりします。アメリカでヒットしたことはやはり中村八大さんのメロディーの味でしょうね。それを九ちゃんが「うぉうぉうぉ〜」と妙な節をつけたのも良かったのかな。


2001.7.14掲載