草の根工房Homepage10周年記念・かつら陶芸研究所・三木千種・草の根工房・共同制作





畔(くろ)の会陶展 '2005


 今回、第一回「畔の会」展を開催することになりました。出品者達は短い経験にもかかわらず、各々豊かな個性を発揮した作品を出品しております。指導者の私にも彼等の作品から刺激を与えてくれ、ライバルが増えていく思いです。
どうか彼等の柔軟な表現を御覧下さい。
寄神宗美( かつら陶芸研究所主宰・ 陶芸家) 

くろ(畔)の会展
主旨:[畔]字義 あぜ。くろ 田と田との境。土地のしきり。など

 丹波地方では畑と接する山肌に、田の日照を遮らないよう、その境際の高木を植えないようにし、その部分を「くろ」と呼んでいます。私の解釈では畔の字を当てるものと思います。
 田と田、田と山との隣接する部分を緩衝地帯として、そこには主産物を植えるのではなく、副産物として豆やお茶の木を育て農家の自家の用にしていたのではないでしょうか?
 私達の陶芸も、余技や日頃の気分転換に、何の束縛もなく自由に作陶をし、自分だけの陶器、また家庭に持って帰ってそれにお料理を盛って、より拡がりのある楽しみに発展なることと確信します。
主宰 寄神宗美  



       
「展覧会記録」
会期:2005年6月14日( 火)〜19日( 日)
会場:くらふとギャラリー・集 (京都市中京区堺町通御池下ル)







会員のコメント
初めての「畔の会陶展」、大勢の方にご高覧頂いて嬉しい限り。会場には自由な雰囲気が漂い一つ一つの作品がユニーク、個性豊かで楽しい。一週間の会期中、会場に詰めて喫茶店よろしく各々が作ったカップでお客様を接待。この展覧会を通じ会員同士が親しくなれたことも大きな収穫。お互いに刺激しあってより楽しい作品を作陶していこうと思う。
寄神先生、会員の皆様、ギャラリー集様、ありがとうございました。
塚本耕二・廣子  



■指導:かつら陶芸研究所・寄神宗美■写真データ収集整理:三木千種■ページ作成:本多清一郎(草の根工房)

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草の根工房Homepage10周年記念・かつら陶芸研究所・三木千種・草の根工房・共同制作  (2005.9.15掲載)