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昨年、Radeonの廉価モデルとして発表になったRadeon VEですが、具体的にはH/W TCLエンジンであるカリスマエンジンを搭載せず、 レンダリングエンジンも2つから1つに減少している。だたし、G400のDualHeadやGeForce2MXのTwinViewのように1つのカードでDualモニターを実現させることができます。 カードの仕様では、コアクロック183MHz、メモリーはDDR SDRAM 32MB 183MHzで64Bit接続となってます。 メモリーもHyundaiのTC-55を搭載しているところからみても183MHz動作で良いようだ。 コネクタはアナログミニD-SUB15ピンとDVI-I、S端子コネクタがついている。 ここではアナログミニD-SUBの方にT962、DVI-Iの方に変換コネクタを使い、FlexScan 54Tを接続した。 最初にWindowsMeからはRadeon VEと認識された。画面のプロパティでみてやると、きちんとDualモニターが可能になっている。 ![]() ![]() 設定可能なDualモニター構成は・・・・・
きちんと設定し、再起動すると、BIOS画面時はクローン表示となり、両方のモニターから同じ画面が表示されます。 Windowsになるときちんと難なくDualモニターを実現することができました。 HydraVisionというおもしろい機能も搭載されておりおもしろいです。 ![]() hydraVisionについては次のレビューで詳しく紹介します。 さて、ベンチマークです。
![]() こうしてみると、全体的にPentium4のSSE2命令が有効に働いていることがわかります。 それがよくわかるのはエクスタシーベンチで、H/W TCLエンジンを搭載しているRadeon DDR64 VIVOと変わりません。 ただ、3DMark2000ではレンダリングエンジンが減っているのが原因か、値が下がっています。 このチップの特徴として、極力チップを省コスト化した反面、CPUに頼っているということができます。 ただし、特に処理に負担がかかる部分はH/Wで搭載してるので、高速なCPUだとRadeonとの差が僅差になってしまうのだと思われます。 ドライバもSSE対応(SSE2は不明)なのでPentium3以上のCPUでは価格の割に3Dも速いといえると思います。 よくよく考えてみると、H/W T&Lの登場した理由として低速なCPUでも3Dを高速に描画できるようにしたということもあったが、 逆に速いCPUを使ってる場合H/W T&Lが足かせになってしまうという側面も持ち合わせているといえます。 ただ、GeForce3等GPUの高速化もすさまじい速度で進んでいるので問題はないのかもしれません。 あとRadeonVE最大のウリである、Dualモニター機能ですが、これはドライバの熟成度からいってもG400には敵わないとはいえ、 液晶モニターでも使用できることや、DVI-I、アナログDSUBどちらがプライマリでもOKという機能もすばらしいと思います。 DVI-I対応液晶モニターをお持ちの方におすすめできるカードです。 HydraVisionですが、Dualモニターでお使いになられる方はものすごく便利です。 2画面にわたるフルスクリーンが容易に行える上細かく設定も可能になっていたりとかゆいところに手が届く機能を持っていて良いです。 仮想デスクトップの機能も最近では見かけられなくなっていたのでめずらしいですね 結論として、 このカードは3Dは速いCPUを持っていなければ期待しない方が良い Dualモニターを液晶モニターで実現したい。 液晶でも高解像度だしたいという方にお勧めですね おまけ 付属のMMCは7.1に上がってます。 BIOSも2001/01/31ということで出たばっかりなんだということを感じさせます。 PowerStripでは・・・・・・ ![]() っとまぁ・・・・まだクロック認識できてませんね・・・・・ 今後のVerUp待ちです。 |