Radeon9700 AGP8x Review
Radeon9700 AGP8xの動作チェックです。


Radeon9700 AGP8x

2002/11/07 11:00更新
Iwill P4GBマザーボード 1.導入編
2.チェック編
3.ベンチ編
4.総評

最初に環境です。
CPU:Intel Pentium4 1.6AGHz
マザー:Iwill P4GB Sample M/B
メモリー:PC266 DDR SDRAM 512MB x2
カード:ATi純正BOX Radeon9700 128MB DDR AGP
OS:Windows2000 Professional + SP3
DirectX:DirectX8.1
ドライバ:6.13.10.6159

1.導入編
今回AGP8x対応マザーボードをお借りすることができたので、Radeon9700のAGP8xの動作検証をしてみたいと思います。
今回お借りしたマザーボードはDDR SDRAM 2ch構成によりPentium4のバス帯域と同期できます。なのでハイパフォーマンス向けです。
チップセットはAGP3.0規格対応なので理屈ではAGP8x動作が対応しているはずです。
なお、今回試用したマザーボードではGbNICもオンボードで載っておりました。
テストに使用したRadeon9700は、ATI純正BOX版でP/Nは末尾11のものです。
とりあえず、デバイスマネージャでの認識は・・・・
デバイスマネージャ
デバイスマネージャ
Windows2000上ではこのように認識されます。


2.チェック編
まずWCPUIDでの認識ですが、チップセットは認識できないですが、きちんとAGP8xで動作していると表示されています。
WCPUID
3DMark2001SEでもきちんとAGP8xで認識されています。
3DMark2001SE
ただ、ATIのドライバ上では・・・・・
ATI_AGPSetting
ATI_Info
となっており、認識がおかしいです。
これは、WCPUIDの表示ではAGP4x、8x対応と書いてあったところから推察すると、
今回のAGP4xが前のAGP1xで、AGP8xがAGP2xという風にご認識していると思われます。
なので、実際にはAGP8xで動作しているものと考えられます。


3.ベンチ編
実際AGP8xで動作していることが確認されたので、AGP4x動作時との比較をしてみたいと思います。
比較対象は、ASUSのi850Eチップセット搭載のP4T533-CでPC1066 256MB x2、Pentium4 1.6AGHzでチェックを行いました。
FSB400MHzで動作させているため、実際はPC800相当で動作しております。


3DMark 2001SE Build330
i850
P4GB
3DMark
10714
10683

夏海ベンチ Ver1.3
i850
P4GB
pts
7763
7862

っとほとんど誤差範囲内です。
CPUは共に1.6AGHzということで、CPUは遅いですが、今回純粋にAGP8xの動作検証を考えているので、特にOC等の設定はしておりません。
あと、それぞれの正確なFSBはP4GBは399.32MHz、P4T533-Cは401.53MHzで動作していることを考慮しても差は誤差範囲内と言えます。


4.総評
今回試用したマザーボードはあくまでもサンプルなので、未完成ではあるものの、
動作中にハングアップすることもなく、滞りなくチェックできました。
ただし、ベンチ結果等はまだサンプルという点を考慮して考えても大方AGP8xとAGP4xとの差はRadeon9700に関しては今のところ出ていないと言えるでしょう。
ただし、今後このマザーボードの製品版が登場した際には差が出るかもしれません。
ただ、今回のサンプルは製品版に最も近いバージョンだったということも付記しておきます。
なので、製品版においてBIOSのチューニング等を施せは差がでるかもしれませんが、体感できる物ではないと考えられます。
しかし、ATiではDOOMIII等の次世代のゲームになってくるとその差を体感できると言っているので、今後変わってくる可能性はあります。
将来性を重視するかたにAGP8xは有効であるのかもしれません・・・・・・





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