ある日のことでした。

ぼくは酒瓶にほおずりしている猫を見かけました。











 
 
 

猫と日本酒
 
 
 










(何だか変な猫だなあ)と、思って近づいていくと

猫はぼくに向かっていきなり喋り出しました。

「お酒は二十歳ににゃってから!」


驚くぼくを無視して猫は酒を飲み始め、淡々と語り始めた。

「寝る前にはくいっと一杯!」

 良い日本酒は、美味しいうえに二日酔いをしにゃい、翌朝の目覚めも壮快。但し自分に合わせた適量を...
 この辺りの事はいろいろ述べられているので多くは語らにゃいが、私としては戻すのは酒呑みの主義に反すると思っているにゃん。特に日本酒は普段でさえ七回は噛んでから呑み込めと言われている有難いそのお米を通常以上に磨き上げ、そのエキスを絞り出したものにゃのだ。酒の一滴は血の一滴、そんにゃものをただ酔うためだけに頂くのは許されざる行為であるにゃん!!

 む、少年よ、酒を注いでくれにゅのか?
 おっとっとっとっと...む?
 こりゃしょうにぇんよ!しゃけがこぼりぇたにょ!!!しょんにゃにびくびくしなぎゃら注ゅぐもんぢゃにゃいっ!!!みょっと勢い良く注ぎゃんかいっつ!
 そんにゃ注ぎ方ぢゃこぼれりゅのは当たり前にゃ!!!

にゃっとらーーーーーーん!!!

 




 



 ぷんすか猫




 




 

出にゃおしてこぉーーーい!!!



 見ると猫の顔は徐々に紅みを増し、目は座り、今にも噛み付いてきそうな形相に変わってきていた。

ぼくはその場からそっと逃げ出すことにした。


 しかし、猫はそんな僕の挙動に気が付いたらしく。

「ちょっと待つにゃん!」

 と、ぼくを呼び止めると。
 「ちにゃみに日本酒を愛し、かつお酒に関するリンクを集めているページを一つ知っているにゃん!紹介しゅりゅにょで行ってみたらどうにゃん?」
 そう言ってぼくを解放してくれたのでした。


日本名門酒会
http://www.jpnsake.ne.jp/janome/


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1997.12.24