ルーツ
しとしと雨が降る庭に咲くアジサイの花、まさに日本の梅雨の風景ですね。
そんなアジサイのルーツは日本にあり鎌倉時代には栽培も行われていたようです。
現在、一般的に鉢植え化されまた至る所に植えられているアジサイは西洋アジサイ(ハイドランジャー)であり、
日本原産(関東地方の海岸に自生していたガクアジサイで、花がテマリ状に咲くアジサイはその変形です)の
ガクアジサイを改良した品種です。
アジサイが初めてヨーロッパに入ったのは17世紀後半で、西洋には自生のアジサイはなく、
初めグリーンを帯び後に色付いてくる大きなテマリ状の花は、東洋のバラとして人気を呼び、
ヨ−ロッパ中に普及したようです。
ヨーロッパでは土壌がアルカリ質なので花はピンク系が多かったようです。
西洋アジサイとして原産国である日本に戻ってきたのは大正時代なってからのようです。
日本でも最近は品種改良が活発におこなわれ、
ハイドランジャーとして、品種も多種多品で大型で明るく華麗なものから覆輪系・がく系と多彩です。 |