今 が 旬 |
『ポインセチア』 |
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ポインセチア メキシコ西部産 クリスマスのシンボルのように扱われているポインセチアですが 私達が花と呼んでいる部分は苞(ほう)と言うがくが変化したものです。 置き場所 日光を好む植物なので、生育期の5月頃、新芽が伸び始めたら じょじょに外の環境に慣らし始め、真夏を除いては十分に日光に 当てるようにした方が丈夫に育ちますが、 真夏は暑過ぎるので午前中の日光に当てるぐらいにしておきます。 秋の最低気温が15度を下回ったら室内に入れ、出来るだけ明るい 場所で育てます。 冬の寒期は窓辺の温度は下がりやすく植物を傷めますので、 夜間は部屋の中程の、暖房が直接当たらない場所へ置いてください。 得に購入したものは温室育ちなので、寒さで葉が落ちやすいですが、 枝が緑色をしていれば心配はいりません。 生育温度は10℃〜28℃位が株を維持できる温度ですので、 置き場所の目安として下さい。 水やりは 生育期の春から秋は土の表面が乾く前にたっぷりと与えます。 初夏からはよく水を吸い上げるので、乾かしすぎないように注意を してください。冬は水やり回数を徐々に減らし、 夜間に鉢の中の水分が凍らないよう、土が十分乾いてから天気の 良い日の午前中にたっぷりと与えるようにしてください。 (受け皿には季節を問わず水をためないように) 肥料は 春に芽が動き出したら固形肥料や液体肥料を定期的に与えます。 冬期、開花している状態の株は根の成長が止まっていますので 必要ありません。植え替えてから2週間くらいの間も控えましょう。 春から夏の成長期には窒素分(葉の生育に)をやや多く含んだ 肥料を与え。 秋から花色が見えてきてからは燐酸・加里(花の生育に)の多めの、 肥料を与えると効果的です。色が付いてしまってからの肥料は じょじょに少なく、薄くしていきます。 植え替えは ポインセチアは基本的に毎年植え替えを行なう事が良いです。 根鉢の崩さないようにして一回り大きな鉢に植え替えます。 時期は5月初旬〜7月初頃が安全です。用土は観葉植物専用の 用土でよいと思います。 せん定は 5月中旬〜8月中旬まで済ませます 。 春にする場合は、葉が無くても良いので、昨年伸びた枝を低めに 切り戻します。 夏にする場合は、混みすぎた細い枝と形の乱れた枝を間引き、 葉を3〜5枚程度残して切り戻してあげると、冬に間に合うように枝が 茂ります。 (秋の摘心は遅くならないよう注意する。) 猛暑の年などは、剪定後出来るだけ涼しい所で管理するか、 7・8月を避けて剪定するようにしてください。 短日処理 短日性の植物で、12時間以上の暗い状態にならないと、 苞が鮮やかに発色しない性質があります。 開花にかかる日数は6〜70日で品種によって違いますが、 この事を知らずに夜間明るい室内に置いてしまっていると、 いつまでたっても『咲かない』ポインセチアになってしまいます。 9月上旬の夕方5時〜6時ぐらいから、翌朝までダンボール箱などに 入れて完全に光を遮断して短日処理します。 目安として葉の色が完全に色づくまでやった方が確実です。 短日処理をしても色が出難い場合は、昼間の日照不足が考えられます。こうすると毎年花が楽しめますよ。 繁殖「挿し木」は せん定の際に、刈り込んだ枝を「挿し木」することで増やす事ができます 挿し穂はその年に伸びた枝の天頂部の芽が付いたものが良く、 節の下で切って5pくらいの長さで挿すところに付いている葉を取り のぞき水につけておきます。挿し穂から白い液が出ますが、 ぬるま湯少しつけると止まります。 肥料分をあまり含まない土で発根剤を付けて挿します。 オアシス(フラワーアレンジメントに使うもの)に挿し木する方法もあります挿した穂は葉を乾かさないよう直射日光や風の当たらないところに置き、頻繁に霧吹をします。 害虫は オンシツコナジラミがよく繁殖します。 葉の裏側に付く白い 小さな虫で、 大量に発生するとすす病の原因にもなります。 発見したら早めにに園芸用の殺虫剤等で駆除してください。 定期的に『掃除機』で吸っても効果的ですよ。 カイガラムシなどもよく発生します。 |
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