サイネリア

スズキ園芸トップ

サイネリア『シネラリア』
学 名:Senecio cruentus
別 名:シネラリア ・フウキギク(富貴菊)・フキザクラ(富貴桜)
属 名:キク科・ペリカリス属
原産地:アフリカのカナリア諸島
花言葉:常に快活 ・元気・喜び・いつも喜びに満ちて
草 丈:品種により様々で、普通種で20p位まで
花 径:2pの小輪から8pを越える大輪種まで
花 色: 赤・ピンク・白・紅・紫・濃紫・赤紫・青紫・青など様々ですし
      一色のものまた蛇の目咲きのものなど色々あります。
植物分類:非耐寒性一年草(5度以上) 本来は多年草


特   徴
特 徴
 日本には、明治初期に渡来したもので、正式名は「シネラリア」ですが
 語感の良い「サイネリア」の名で売られていることが多いようです。

 サイネリアは冬から春、私たちを楽しませてくれる花の一つで、
 とても美しいキクに似た形の花をボール状に株一面に咲かせます。

 本来は多年草なのですが、原産地がカナリア諸島で冬の平均気温が18℃ぐらい、
 夏の平均気温が24℃ぐらいと涼しく、日本の夏の暑さに耐え切れず枯れてしまうので、
 一年草扱いされています。

 日当たりを好みますので、よく日の当たる窓辺にて育てます。 
 耐寒性はあるのですが、 10月下旬から3月頃に市販されている鉢植えは温室育ちで
 霜や寒風に弱くまた、日本の夏(猛暑)にはとくに弱いです。

トップに戻る   
管理方法・環境  
【育て方】【肥料】
 生育中・開花中は肥料を切らさないようにします
 生育中に肥料を切らすと花つきが悪くなり、花の大きさも小さくなります。
 
 開花中に肥料が切れるとせっかくたくさん付いたつぼみが開かずに枯れてしまうこともありますので
 肥料は切らさないよう にしましょう
 (肥料は、2週間に1回ほど水やりをかねて液肥を与えるようにします。
 
 開花期はわりあい長く、花の寿命も長いほうで花が次々と咲くので枯れてきた花はこまめに摘み取って、
 次の花が咲きやすくします。

【置き場所】 
 冬は室内で、よく日の当たる窓辺

【温度・越冬】 
 適温は20℃前後です。(5度以上)


トップに戻る   
栽  培
【殖やし方】
 さし芽・種
【種まき】
 タネ蒔きは9月頃行い、本葉が4枚以上になったら一株づつ植え替えます。
 発芽温度は20℃前後
 タネを蒔いたり、苗を購入した場合は11月いっぱいまで外の良く日の当たる場所で栽培します。
 寒さにはある程度耐えられますので12月以降も霜や寒風の当たらない軒下やベランダなどで栽培できます。
 夜間に冷ならその時だけ室内に取り込みます。
 少し寒さに当てるぐらいが耐寒性のあるしっかりとした株に育ちますが、花が咲くのは少し遅くなります。
 12月以降冷え込んできたらは室内の日当たりの良い場所で栽培します

 さし芽の適期は5月頃です。
 花が咲き終わり、花茎を根本上より切り落としたあとに、
 株元から出てきた芽を手で摘み取って湿らせた赤玉土に挿しておくと根がでてきますよ。 
 夏越しは、できるだけ風通しの良い半日陰の場所で管理します。
 (タネから育てるよりも多少管理は難しいですよ)


【植え替え】
 一年で枯れてしまいますので植え替えの必要はありません。
 
 園芸店などで購入した場合すでに根づまりをおこしているものが多いので、
 鉢の底から根が伸びてきている状態になっていたら鉢から抜いて、
 根を傷めないよう一回り大きな鉢に変えてやります。
 用土は
  有機質に富んだ水もちの良い土を好みます。
 赤玉土(小〜中粒)5:ピートモス3:バーミキュライト2の割合で混ぜた土を使用します


【水やり】 
 水をよく吸うので水切れさせないように注意します
 特に開花中の株は水をよく吸います。
 土の表面を触ってみて半乾きになった状態ならたっぷりと水を与えます。
 花に水をかけると傷んでしまいますよ。 

【病害虫】
 病気 立ち枯れ病 ウドンコ病
 害虫 アブラムシ 
 
 アブラムシが非常につきやすく、うっかりすると葉や茎にびっしりとつきます。
 予防のためにオルトラン粒剤
 (粒状で土の上に直接まいたら成分が根に吸収される薬剤で効果が出始めるのに1週間位かかります。
  効果は約2週間。オルトランでも水に溶かして使うタイプなどもあります)を土にまいておきます

   
トップに戻る