プリムラ マラコイデス

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プリムラ マラコイデス
学 名: Primula juliae
別 名:セイヨウサクラソウ・オトメザクラ
属 名:サクラソウ科
花言葉: 気どらない愛 ・素朴 ・神秘な心 ・ 開運 ・永続する愛情・富貴・可憐・うぬぼれ
草 丈:10〜30cm
植物分類:(一年草)多年草


特   徴
特 徴
 早春の庭に咲く花で、
 毎年一番寒い2月に、小花をいっぱい咲かせて楽しくしてくれるプリムラマラコイデス。
 
 桜草は、中国雲南省原産の宿根草ですが、耐暑性がないことから、
 日本では半耐寒性一年草(二年草)として取り扱われています。
 中国名を春の訪れを告げる意味で「報春花」といい、サクラソウ属は500種位ありそのうち中国には300種位あります。
 ちなみに日本には、14種が自生しております。

 プリムラメラコイデスは、イギリスで品種改良されたものが、明治末期〜大正初期にかけて渡来した物です。
 別名を「西洋サクラソウ」ともいいます。その仲間には
 ヨーロッパやアジアに自生するサクラソウ属 の原種やその変種、品種、
 またそれらを交配して作られたものでよく知られ12月〜3月にかけて園芸店の店頭に並びます。
 プリムラ・ポリアンサ)・(プリムラ・ジュリアン)などです。
 その中でもプリムラ・マラコイデスは、プリムラの仲間の中では一番寒さに強いように思います。
 (雪がうっすら積もっても大丈夫ですよ)

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管理方法・環境  
【育て方】
 日光を好みますので日当たりの良い所に置きます。日当たりが悪いと花色が淡くなります。
 生育適温は20℃以下が理想ですが冬は5℃以上は必要です。
 20℃になると株が弱りますので、暖房のかけすぎに注意します。
 温室・窓際などでも日が当たるとすぐに高温になりますので気をつけてください。

 夏の暑さ(高温)に弱いために夏越しは困難でしょう。
 本来は、多年草ですが、 一年草と考えて種子を取って次世代を残します。

【置き場所】 
 生育は旺盛で、環境適応が早く育てやすいです。直射日光の当たらない明るい場所で管理して下さい。

【温度・越冬】 
 寒さに弱いので、冬場は10℃以上ある暖かい場所で管理して下さい。適温は20℃前後です。


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栽  培
【殖やし方】
 人工交配して種子を取り、それを9月に種まきして殖やします。
(他の花の雄しべの花粉を雌しべにつけるだけで交配できます。 約1か月ほどで実が熟してきます)
 それを冷蔵庫で保管しておきます。

【種まき】
 9月初旬にピート板などに種まきします
 種は好光性なので、覆土しません。
 発芽温度は15〜20度、5〜6月が最適です。
 本来湿地の植物なので、発芽から幼苗の間は十分な水分が必要です。
 種子が小さいので種が流れないように水やり時には注意

【秋から初冬は】
 秋から初冬にかけては戸外の日当たりの良い場所で管理します
 11月中旬には室内の日当たりの良い場所に取り入れます。
 株が大きくなったら薄い液体肥料を週に1回程度施します。
 霜が降りるようになったら、室内に取り入れ、日の差し込む窓辺で育てます。

【水やり】 
 毎日か(用土が乾いたら)水をたっぷり与え、乾かさないようにします。
 花に水をかけると灰色カビ病にかかりやすいので水は株元に与える。

【肥料】 
 苗の植付け時には、マグァンプKなどの緩効性肥料を元肥として与え
 生育中は1週間に1回程度薄い液体肥料を与え、
 開花中は月に2〜3回液体肥料を与えます。

【後の管理】
 結実させると株が弱るので、咲きがらをこまめに摘み取ります。
 室内では、気温の高い場所では長持ちしないため、暖房機の近くには置かないようにします。
 花が八分どおり終わったら、花茎の元から取り除きます。
   
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