ハイドロカルチャー

『ハイドロカルチャーとは』

使用材料

『使用材料』
　ハイドロボール（ハイドロコーンと言ったりもする）
　根ぐされ防止剤（焼成ゼオライト・セラミックボール・ミリオンなど）
　液体肥料（ハイポネックスなど）
　『ハイドロカルチャーに向く植物』
　ハイドロカルチャーに向く観葉植物は、日陰でもよく育つものが適しています。
　ハイドロカルチャーは真夏の直射日光に長く当てると、容器の中が高温になって蒸れる、
　室内でもよく育つ観葉植物が適しています。

『観葉植物』
　パキラ、ポトス、ドラセナ、コンシンネ、ユッカ、サンデリアーナ、トックリラン、ペペロミア、ガジュマル、
　ヘデラ、クロトン、アグラオネマ、スパティフィラム、セローム、プミラ、クワズイモなど

『　花』
　セントポーリア、ベゴニア類、シクラメン、オモト、東洋ラン

ハイドロボール
ハイドロボールは、保水性と通風のよい丸い発泡煉石です。　中に空気が入っていますので、根が酸素不足で腐る事がありません。　（ハイドロボールは、表面の粉というかカスが付いているので、ザルなどに入れて洗い流すと、　コップに汚れが付かなかったりする。また、ハイドロボールは洗うことで繰り返し使える）　容器、水や培養液を入れる穴の開いてない容器です。ガラス製、陶器製など、自分の好みの容器を利用します。　　イオン交換樹脂イオンで汚れた水をきれいにする効果があります。　イオン交換樹脂肥料という肥料入りもあります。　水位計容器が透明ではない場合、水がどのくらい入っているかを見るためのものです。

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ハイドロカルチャーの管理　

置き場所
　直射日光の当たらない、明るい日陰に置きます｡真夏の直射日光に長く当てると、
　容器内が高温になり、蒸れて植物が弱ってしまうので注意してください。
　また、透明な容器は日向に置くと藻が発生するので注意してください。

水やり
　生育期の春から秋は水がなくなってから４、５日してから与えます。
　その間はハイドロボールが水分を含んでいるので、水が入ってなくても大丈夫です。
　秋を過ぎると気温が下がり、観葉植物は水をほとんど吸い上げなくなります。
　真冬の間はハイドロボールが少し湿っている程度で、容器に水を貯めてはいけません。

肥　料
　肥料はイオン交換樹脂肥料なら有効期限が切れるまで必要ありませんが、それ以外の場合は、
　ハイドロカルチャー専用の培養液を4月中旬～9月中旬頃まで与えます｡
　ハイドロカルチャーは、根が直接肥料に触れるので、濃い肥料は根を痛めるので注意してください｡
　もし、普通の液体肥料を使う場合は、通常の倍に薄めて使用してください。置き肥はいけません。

水洗い
　ハイドロカルチャーの培養液が上へ上昇して乾燥すると、表面に白い肥料の粉の固まりができてしまいます。
　このままだと、濃度の濃い肥料が根に触れて痛んでしまいますので、容器に水を一杯に入れて、
　数回に分けてよく洗い流してください。
　洗い流したら、数日間かけてハイドロボールの水を抜いてから、培養液を１５％ぐらい入れます。

水の入れ過ぎ
ハイドロカルチャーは水や培養液を入れ過ぎると、根が酸欠状態になって弱ってしまいます。水や培養液の入れ過ぎには注意してください。量は容器の１５％ぐらい入れてください。しかし、真冬の間はハイドロボールが少し湿っている程度で、容器に水を貯めてはいけません。根腐れの原因になります。

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メモリアルカルチャー「マジッククリスタル（アクアクリスタル）」

ちょっと変わったハイドロカルチャー
　メモリアルカルチャー「マジッククリスタル」とはハイドロボールの代りに色のついた
　ゼリー状のような（アクアクリスタル）を中に入れて使用します｡
　見かけがカラフルで、色は青、赤、ピンク、白、オレンジなどいろいろな色があります。
　いくつかの色を組みあわせての利用もでき綺麗ですよ。
　見た目にも美しいゼリーを使いますから、室内栽培をすること自体が美しいインテリアとして楽しめます。

　作り方は中にアクアクリスタルを入れるだけなので、ハイドロカルチャーより簡単にできます。
　ゼリー状にふくらんだクリスタルは、水分と肥料分が豊富に含まれているので、
　そのままの状態で植物を育てられるので手入れが簡単です。
　自然にも害がなく、栄養分、保水力、通風性があり、根に必要なものは全て揃っています。

　約３リットルの水にアクアクリスタル　１０㌘を加えると、約２リットルにふくらみます。
　水は捨ててください。
　※約4時間でキレイなゼリーが出来上がります。
　１色でもキレイですが、表面に白のアクアクリスタル「スノーホワイト」を加えると
　更に輝きを増してとてもキレイですよ。

　※根腐れ防止効果はないので、根腐れ防止剤を使用して下さい

（植え方）
　植える植物の根のまわりをほぐしながら、余分な土を根株を痛めないようにふるい落とします。
　さらに水を入れたボールなどを利用して、根に残った土を水につけて軽くゆすりながら落とします。
　植え込みまでに根が乾燥しないように注意してください。

　水はけ穴のない容器の底に、根腐れ防止剤（ミリオンA）を入れます。
　容器の1/4ほどまでアクアクリスタルを入れてから植物を入れ、
　位置決めをしながら少しずつアクアクリスタルを入れて固定していきます。
　根玉の2～3cm上までマジッククルスタルを入れてください。

　※アクアクリスタルは水はけ穴のある容器には利用できません。
　アクアクリスタルは、水耕栽培用に開発されたゼリーです。

　ゼリーに含まれた栄養や水分を植物が吸収して育ちます。特に水やりの必要はありませんが、
　時間が経つにつれてだんだんとゼリーの表面が乾燥したり、量が減ってきますので、
　そうなったら新しいゼリーを作って加えましょう。
　水を加えると腐りやすく、ゼリーの色も濁りやすいので、新しく作ったゼリーを加えてください。
　プランツの成長期には液体肥料を加えてあげましょう。

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