ガーデニング

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『ガーデニングとは』
一般的に、種や苗から育てるイギリス式園芸
 従来、日本における園芸は農業的なものまた、家庭菜園などが主流でした。
 この10年来はやりのガーデニングでは、
 ベランダ・庭・玄関周り・室内などを、植物の配置やバランスを考えて
 草花や観葉植物を飾り楽しむことが中心になりガーデニングライフを楽しむ方が多くみられます。


ベランダガーデン
コンクリートの無機質な空間も多少工夫を凝らせば花園へと早変わり!
 
ベランダ・庭・室内ガーデンでは、まず第一にその環境(ガーデニングをする場所)を把握すること。
  
 一日の内で、ガーデニングを行う場所にいる機会(時間)が意外と少ないので、
 知っているつもりでも知らないことが多いのではないですか?
・・・夏と冬では、

(日照条件)日中どのぐらいの時間日が当たるのか?
(熱の反射)一日の間で温度差はどの程度なのか?
(方  向)  南向きか北向きかそれとも?
 水はけは、十分なのか?
 雨は、直接当たるのか?
 冬霜は、あたるのか?
 軒の下なのか?
 風の通りは、良いのか悪いのか?

 
その様々の状況(環境)を好く理解しておく必要があります。

 
まず、どこから眺めたいのか?
 リビングルームから、もしくは外の通路からまた、庭も含め全体的にガーデニング(飾る)のか?

以上のことを考慮しながら、
自分の飾りたいスペースに合ったガーデニングの方法を具体的に考えてテーマを設定する
 このベランダをどんなベランダにしたいのかを決める
  派手なベランダ・素朴な落ち着いた感じのベランダなど、
  テーマを決定しそのテーマに沿ってプランを立てる。

コンクリートとテツの柵しかない場所では、花と緑以外の装飾つまりしつらえの部分を取り入れて一体化する。
 この部分が従来の園芸とは少し違うところです。
 いわゆる従来の園芸とは、種を蒔き・球根を植え・花屋さんで求めた鉢植えをそのままその場所に置き
 それを眺め、育てる・・・そんなこと

それに対して、ベランダガーデンは、その場所には窓もありカーテンもありそして其処にしつらえた花と緑
 また、そのものを引き立てる関連用品・・いわゆる、イスであるとかテーブル・床にひかれた木製品・
 壁には木で編んだトレリスなど、トータルにコーデネィドされているといった感じ。
 そのために重要なのは、全体にバランスがとれていること

色彩もとても重要な部分です
 
いくら花が咲き緑が繁っても、白いプランターや茶色のプランター様々な色のプランターまた、テラコッタなどが
 平面的に置いてある。色も混ざり相変わらずあまり見栄えはしないベランダになります。
 トレリス(木の柵)をたて、そこにハンキングをするとか、自宅の外壁が茶色なら素焼きのテラコッタを、
  マーブル系の壁ならば白の陶器のプランターを置くとかし、一体化したコーデネィドに工夫を凝らす。
 簡単にいえば、室内のインテリアの配置や色彩を考えるようにガーデニングも考えることです。

コーデネィドするためには
 花を購入するときも、プランターを購入するときにも園芸店にて衝動買いをするのではなく。
 置く場所にマッチするようバランスよく総合的に考えて検討し購入しないとバラバラなものになりやすい。

園芸店で花を買いまた、鉢物を・関連商品をそして今週末にはベランダガーデンを完成させたいと思いを募るが
 それはまず無理な話で、一応の方は出来上がっても理想的な出来上がりは、一年ぐらいのスタンスにて
 完成させるのが成功への秘訣ですよ。

開花時期・咲いている期間・花の色など詳しく調べる
 ほとんど一年中園芸店にはたくさんの苗が並んでいる中で・・
 日々草は、9月まで咲く・サルビアは、10月中旬まで・センパーは、11月まで・パンジーは、3月・・
 ビオラは、サフィニアは、など花の時期また繁殖形態・花の高さなどなど知ることが大切です。

春は、さわやかなイエロー系のもの、
 
夏は、派手なレッド・オレンジ、 
 秋は、茶色・カラシ色のシックなかんじのもの
 一年を通して花を絶やさず咲かせる

それを行うには、年間作業ノートを作るとよい
 この器には何を何株植えるとちょうどヨカッタ
 何月のいつ頃にどんな害虫・病気がついたか
 花と花・花と緑・また関連用品との調和はどうであったか

私たちの記憶というのは割合いい加減なものでノートと一緒に写真を付けておくとなをよい
 それを翌年のプランに生かしたい。

トラブル
 物の落下と消防法関連
  手すりに置いた鉢植えが風で落ちた
  隣家との仕切り板や避難用ハシゴのハッチを塞いでしまう
  プランターなどより流れた水・土が、雨どいに詰まった
 失敗を少なくするには
  自分の好きな花の色にバリエーションを絞る
  開花時期の長い花は、育つことを考慮して最初から多くの苗を植えない
  テラコッタ・ハンキング等は、プラスチックと比べよく乾くので細心の注意が必要です。

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 庭をガーデニングする・『コンテナガーデン』
従来は業者に任せっきりにしていた庭・放ってあった庭・雑然とそこにあった庭など
 自分でオリジナリティに造る、それは自然な発想ですが雑然とランダムに花を植えてもすぐにお手上げになってしまう
 危険性があります。

ベランダ同様
 庭の環境をよく理解し
 テーマを決め・プランを立て・年間スケジュールに沿って取り組む
 庭の中でのガーデニングに適したスペースを確保する

もしも、芝生などが敷き詰められた庭だと、一部をはがしアンチック煉瓦で周りを囲み花壇に・・・
 芝生をはがしたところに、煉瓦を敷き詰めアウトドアリビングふうに机・イス(アンチックな物)また
  パラレルなどを配置してみる

場所が確保できたならまず、土作り
 日本の土壌はどちらかというと、植物の栽培には適さない酸性土壌が多い。
 (酸性土壌を好む植物もありますが・・ブルーベリー・あじさい・アザレアなど)
 (ハーブなどは、弱アルカリ〜中性を好みます)

酸性土壌から弱酸性〜中性土壌へ変える
 苦土石灰または消石灰を、土の表面が薄く隠れる程度撒き耕す。
  (1平方メートル四方に苦土石灰100cが目安)
 場所によれば、埋め立てにより砂利や小石が多いところ、粘土質・赤土など草花をそのまま植え込むには不向きな用土
  こういった場合は、土の入れ替えもしくは土をたしてやる必要があります。
 
花を直接土壌に植え付ける場合 
 苦土石灰をまいて10日ぐらいして耕す
 根が伸びていくのに十分な深さまで耕し、
 腐葉土・堆肥・元肥など混ぜ込んでやる。
 (腐葉土は1平方メートル10gが目安)
 (元肥入れた場合は、約10ぐらい置いて植え付け)
 深さの目安だと、草花の場合は約30〜40p
 
 花などを元気に育てるには、排水性・通気性・保水性のあるバランスのとれた土壌が必要です

植物の植え付け
 学校であるとか、公園・道路などのように花壇の花が幾何学的に並ぶのは不自然な感じが自宅の庭ではする。
 自然界での植物の生え方育ち方は、たとえば一つの植物がそこで株を大きくし茂っていれば種も落ち
 その周辺はその植物でいっぱいになっている場合が多い。(秋桜など)
 
 自然界同様にガーデニングでもグルーピング、すなわちグループわけして花を植えてあげるといかにも
 ナチュラルな感じが楽しめる。
 ナチュラルにということは、野や山に植物が生育してる様をそのままに。

花を選ぶ
 大きく高くなる種類・横に広がる物・下に垂れ下がる物・木下(影)でも育つものか・一〜二年草か多年草かなど
 
 まずガーデニングとして入りやすいのは、多年草を多く植え込んだガーデンは
 毎年入れ替える手間が少なくて済み、またグルーピングしやすい。

 手間が比較的かからない植物の一つにハーブがある。
 多年草で柔らかいグリーン・濃いグリーン・大きく高くなる物・横に広がる物・花が美しい物と色々あり。
 煉瓦を、配してその間にハーブを植えるだけでもOK・・また食用にもなる。

 ハーブガーデンの場合は、夏の高温多湿を嫌うハーブが多いので注意すること
 夏は日よけをして蒸れないように、また早めに収穫をかねて刈り取るか間引きをして風の通しをよくしてやる。
 


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寄せ植え
まず何所に置きたいのか?
 そこは明るく日当たりがよいのか・風通しは、など考えて植物・花を選び色の配色を決める。

器は、特にこれでなければということはない。
 素焼きのテラコッタや木製は乾きやすくプラスチックは水もちがよい。
 その他にも、空き缶、不要になったカメ、火鉢、台所用品(ざる・カゴなど)いろんな物に植えるのもおもしろい
 移動させやすく重さもほどほどな器
 ビギナーの方は、土の量が多くはいる物を選ぶと失敗しにくい

植え込み方
 器の底穴をアミ(鉢底ネット)でふさぐ
 1/4〜1/5位鉢底土(ひゆうが土など水はけの良いもの)
 園芸用培養土(将来的にできるだけよい土)を、8割りくらい入れる。
 元肥を混ぜる(マグアンプKなど)
 ポットのままその上に置いてみる
  (360度のどの角度から見ても綺麗に見えるように配置する)
  また、見る方向が決まっている場合・置く場所など(裏が側面か壁の前では)植え込み方が違ってくる。
 植物や花にはそれぞれ、正面(向き)があるので眺める方に正面を向けて植え込む
 デザインが決まれば、大きな物から植え込む。同じサイズであればのものであれば、奥の方から
 植え終わったら培養土を補充
 突き棒などで周りを突き・鉢を揺さぶり土を締めてやる
 培養土は、鉢の高さから少し下がったところで押さえる
  (水が入り溜まるスペースすなわち水シロを取ってやる)
 花にかからないように水をたっぷり与える
  (鉢を少し揺すりながら、土の隙間を埋めながら)
   

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管理のポイント
毎日育成の様子を見ながら、古い葉を取ったり無視・病気を見つけたり、雑草を抜いたり、水を与えたり
 することは色々あります。
 古い花や枯れ葉はカビ・腐れの原因になりますし、種になって養分を多く取り株を弱らせる原因になります。
 
 古い花は、次の花芽・新芽の上でなくなるべく根本に近いところから摘み取る
 花によっては、摘むとそこから枝になり花がたくさん咲きます。
水やりのポイント
毎日とか一日おきとかに決めづ、毎日花を見植物を観察し必要だと思えば与える。
 やるときには、タップリとゆっくりと土をとばさぬよう・花にかからぬように
 水のやり過ぎは根腐れの原因になりますよ
 花に水をかけると、花が痛みやすく病気にもなりやすい
 水やりの基本は、朝(午前中)が基本
肥料の与え方のポイント
植物は、育ちながら周りから水分や酸素・養分を吸収している
 上部に育てるには、チッソ・リン酸・カルシュウムの3要素の配分が必要になる
 
 チッソは、株を大きく元気に
  不足すると、葉が黄色くなり・多すぎると、病害虫に弱い非力な物になる
 リン酸は、花付き・実付きをよくします
  不足すると生育が止まりますよ
 カルシュウムは、根の発育をよくします
  不足すると、葉の端が茶色になり実も小さくなりますよ
病害虫の対策ポイント
農薬・虫・病気に合わせ選ぶ
農薬の箱、瓶などの裏には説明書きがありますのでよく読んでくださいね
スプレー式は、ガス状なのであまり近すぎると植物が痛みます。(約30p離して霧状に散布する)
農薬を散布した後、急に雨が降りますと農薬が流れやすいので展着液を農薬に混ぜ散布するとよい
農薬を散布する場合は、強い日差しの中では薬害が出る場合があるので安定した曇りの朝早くかもしくわ夕方に。
風の強い日には、注意すること。
 (農薬を溶く前から、マスク・めがね・カッパなど着けて身支度をし取りかかることが望ましい)

大きな虫(アブラムシ・ナメクジなど)取り除く
アブラムシなどは、少し強めの水をかけるか・ハブラシでこすり見つけたら即刻退治
 アブラムシ(マラソン・スミチオンなど)
 カイガラムシ(カルホス、劇物です・マシン油、冬場に)
無農薬にも挑戦(コンパニオンプランツ)
農薬に頼らず予防に注意を払う
いろいろな種類の植物を混植すると予防になる。
 植物どうしをうまく組み合わせると、病害虫や雑草の被害をなくしたり減らすことができます。
 また、作物の生育を促進させる効果が得られたりもします。
 この相性のよい植物を組み合わせることをコンパニオンプランツとか共栄作物と呼んでいます。
 コンパニオンプランツは、その地域の気候や土壌の状態、生息する虫等の種類によって、
 植物同士の組合せが変わってきますので、植物の特徴を理解した上で行う必要があります
 組合せの種類によっては逆の効果が出てしまう事もあるので注意が必要です。      、
 色々試しながら良い効果の得られる組合せを見つける事が大事です。
ハーブと野菜の組み合わせ
 (バジルとトマト・ミントとキャベツなど)         
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