『デンマーク・カクタス』 |
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デンマークカクタス ・シャコバサボテン ・カニバサボテン ブラジルが原産です。 シャコバサボテンが、 1980年代にデンマークで改良された大輪早生のものが、 日本にも多くの品種が輸入されるようになってから、デンマークカクタスとも呼ばれるようになりました。 12月頃に咲くので、クリスマスカクタスとも呼ばれています。 日本には、明治初期に入ってきたということです。 カニバサボテン : 茎節の突起がシャコバサボテンのように鋭くなく、丸みを帯びて蟹に似ています。 シャコバサボテン:葉が蝦蛄(しゃこ)に似ているから クジャクサボテン:花の形が星に似ている デンマークカクタス やシャコバサボテンは 元来、木や岩などに根を張る着生植物ですが、現在多くは土の中に植えられて栽培されています。 店頭で売られているものは、シャコバサボテンとデンマークカクタスを区別してますが、 同じものとして扱っても良い思います。 デンマークカクタスの開花時期は 自然環境下では、11月〜12月に開花するのが一般的です。 典型的な短日(夜が長い)植物です。 夜の長さが12時間以上にならないと花芽を形成し花が咲きません。 さらに、夜の長さ以外にも夜温が15〜20℃まで下がらないと、蕾の形成が始まりません。 この夜の長さと温度によって普通に育てていると11月ごろから開花します。 その時期に出る最初のつぼみはいちど芽摘みをしたほうがより多くの花がいちどに観賞できます。 デンマークカクタスは、店頭にて8月下旬〜9月販売します。 購入後は、室内の窓越しや屋外の半日陰などで観賞します。 極端に暗い場所や一日中直射日光が当たる場所は避けてください。 まだ暑い地域では、冷房された室内で管理してください。 エアコンや扇風機の風が直接植物に当たらないような場所に置いてください。 わりと環境の変化には弱くつぼみが落ちやすくなります。 花の咲いている間は水やりに注意してください。この時期は追肥はいりません。 8〜9月に購入した花が咲き終わったら、2度咲きに挑戦してみよう! 全ての花が咲き終わって花がらを摘み取ったら、鉢がすっぽり入る段ボール箱を夕方5時から朝8時までかぶせます。 この時、段ボールのすそや隙間から光が入らないよう注意してください。 開花処理の期間は2週間程度です。 その後は通常の管理に戻します。上手に管理すれば、12月上旬には2度目の花が楽しむことができます。 植え替えは 成長しはじめてから少し過ぎたあたりが一番良いようです。 夜間の気温が15℃になる4月中旬から下旬が最適だと言われています 鉢土が乾いた状態で行います。根鉢の土を、半分ほど落とし、 このとき根を痛めないように注意しながら長い根は切り詰めます。 市販の水はけと通気性の良い「サボテンの土」などを、根を痛めないためにも必ず湿った状態にして使います。 水やりは午前中 特に冬は、10〜12時の日中暖かい時間が適しています。 鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底から水が流れ出すくらいたっぷり与える 冬は、 花が終わると冬越しの準備です。 直接霜が当たったり凍ったりする場所は避けます。 部屋の隅でも良いので室内で冬越しするのが良いでしょう。 冬は休眠期に入り、この時期は追肥はいりません。 水やりも控えめにします。 春は 遅霜の心配もなくなった頃、直射日光を避けて屋外に出します。 春は成長期なので、春のうちに元気でしっかりとした株になる 土台ができます。 化成肥料などを追肥し、こまめに水を与えます。 一回り大きな鉢に植え替える場合、この時期が良いですよ。 梅雨は 一年の中で最も成長する時期になります。 追肥をしてたっぷり水を与えてください。 軟弱な株をつくらないために夏場は朝夕の光を当て、日中の直射日光を避けるのが理想です。 真夏の強光はせっかく育った新葉を焼いてしまい黄色に変色したり落ちたりします。 強光、高温を避けるため、家の北側や木陰などで夏越しするのも良いでしょう。 秋は、 彼岸頃この時期は、水を控えめにし追肥もいりません。 葉・株が大きく成長している間は、花芽をつけません。 肥料があると栄養成長を続けますので、この時期に肥料が切れているようにしてください。 株(葉)が伸びすぎているようなら、先の葉1・2枚を摘み形を整えます。 しばらくすると小さなつぼみが葉の先に見えてきます。 霜が降る前に家の中へとりこみ室内の窓越しや屋外の半日陰で観賞してください。 |
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