六　助

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水晶	秩父鉱山は大きな鉱床にしては珍しく石英（水晶）の影が薄い鉱山です。金属採掘時にどのようなものが出たかは知る由もありませんが、写真の５Ｃｍというのは、秩父鉱山では例外的に大きなものです。六助の貯鉱場より
異極鉱	異極鉱は秩父鉱山ではかなりポピュラーな鉱物と言えます。画像は六助貯鉱の東側上方の露頭からのもので、褐鉄鉱の隙間の壁を異極鉱が覆っています。六助沢では転石中にもよく見られます。
バスタム石	大黒、赤岩、六助の各鉱床ではスカルンの上方に発達する熱水鉱脈中に菱マンガン鉱やクトナホラ石などマンガンの炭酸塩鉱物が豊富ですが、六助や赤岩などではバスタム石、ヨハンセン輝石、バラ輝石などマンガンを含む珪酸塩鉱物も伴なわれます
輝安鉱	かつて六助貯鉱場の北側の沢に一盛りの輝安鉱の貯鉱があり、そこからのものです。初期に訪れた人は柱状結晶が粗く集合したものを採っていたようですが、自分はムクに近いものしか得られませんでした