■銀のいす■

「あたしはアスランの味方でさぁ。 たとえ今みちびいてくれるアスランという方が存在しなくても、 それでもあたしはアスランを信じますとも。 あたしはナルニアがどこにもないということになっても、 やっぱりナルニア人として生きていくつもりでさぁ。」

学校嫌いの少女ジルは、クラスメイトのいじめっこたちに追いかけられている 最中に、ユースティスとともに魔法の言葉によってナルニアへと導かれます。 しかしジルは自分のためにユースティスを谷底へと落としてしまい、アスラン によってある試練を与えられます。 それはカスピアン王の息子で、行方不明になっている王子リリアンを探すこ とだったのです。