Prep.5 アーケンとナルニア
アーケン国のラム大王とは、シャスタ(コル王子)とアラビスの息子にあたります。シャスタは実はアーケン国王リューンの息子であり、コーリン王子の兄にあたります。シャスタとアラビスは口喧嘩をしやすいからという理由で(?)結婚し、アーケン国を統治してラム王子に残しました。ラム王はアーケン史上でもっとも名高い王になります。
さて、事の起こりはカロールメンのラバダシ王子がナルニアのスーザン女王をなんとしてでも手に入れたいが為におこった出来事が発端になりますが、その後このラバダシ王子は卑怯な手をつかったかどでアスランによってロバに変えられてしまいます。カロールメンでは卑怯者のことをラバダシU世なんで呼ぶようです。
アーケンとナルニアはいわば兄弟国であり、この後もなかよくしていくようです。カスピアンの教育係であるコルネリウス博士は、ミラースの魔の手から逃れさせるために、「アーケンのナイン王を頼りなさい」と励ましています。
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挿し絵については岩波書店ナルニア国ものがたりより選び、引用しました。
ナルニア国ものがたり 全7巻 C・S ルイス作 ポーリン・ベインズ絵 瀬田貞二訳岩波書店