| 子供のころピラミッドやスフィンクスの写真を見て、またツタンカーメンやクレオパトラの話を読んで、エジプトは神秘的で魅惑的な国でした。 ”どうしてもこの目でピラミッドやスフィンクスを見たい!”と思い、10日間のツアーに参加しました。 カイロ、ギザ、アスワン、アブシンベル、ルクソール、アレキサンドリアなどを駆け足で廻った感じですが、さすが古代文明発祥の地。 いたる所に歴史遺産があって、その壮大さにただただ圧倒されました。ドカンと迫ってくるような感動でした。 帰国する日、砂嵐のため飛行機が3時間遅れた以外はすべて順調で、エジプトの素晴らしさを堪能した10日間でした。 |
ツアーの参加者は22名。 15時30分成田発のエジプト航空直行便でカイロに向かう。 エジプト航空機内ではアルコールのサービスがないが、自分で持ち込んで飲むのは自由とのこと。ただ3月1日から航空機内への液体の持込が制限されたため、夫は搭乗手続きが済んだ後、中の免税店でウイスキーを買って機内に入る。 カイロまで約14時間の長いフライトの後、カイロ空港着。 バスに40分位乗り、ギザのメリディアンホテルへ。まずホテルの両替所でエジプトポンドに両替し部屋に行く。 旅行初日、長い長い1日がようやく終わりベッドに入ったのは夜中の1時過ぎ。 ホテルはピラミッドの近くにあり、ホテルからピラミッドが眺められる。
ギザの三大ピラミッドとスフィンクス見学へ。 まずクフ王のピラミッドへ。とにかく大きい。紀元前2560年にこんなに大きいピラミッドが作られたということに驚く。1日300名限定という特別入場で中に入る。たいへんな人人人で込み合う中、急な階段を登る。玄室まで行くが石の箱があるだけ。ほかに何もなく、すぐ引き返す。 クフ王のピラミッドのそばに太陽の船博物館があり、約4500年前にレバノン杉で作られたという太陽の船が展示されている。この博物館に入るには大きな靴カバーを付けなければならずブカブカで歩きにくかった。 このあと第二ピラミッド(カフラー王)と第三ピラミッド(メンカウラー王)を見る。 カフラー王のピラミッドは、上部に表面を覆っていた化粧石が残っていてエジプトで最も美しいピラミッドだとのこと。 第三ピラミッドのそばの砂漠でラクダに乗る。ラクダが立つとき前のめりになってちょっと怖い。 ラクダの次はスフィンクスへ。スフィンクスは頭は人間、体はライオンの人面獣身像。巨大な一枚岩を掘り出して作られている。ピラミッドとスフィンクス像、スケールの大きさに圧倒される。 ピラミッドの見えるレストランで昼食の後、モハメド・アリ・モスクへ。 サラディンによって建設された城塞の中に19世紀になってモハメドアリが建設したモスク。(1824年に着工され、1857年に完成) 高台に立つこのモスクは、アラバスター(日本名で雪花石膏。美しい模様のある大理石状の石)で覆われ、アラバスターモスクともいわれとても美しい。 最後にパピルスショップに立ち寄る。植物のパピルスからパピルス紙を作る工程を手際よく見せてくれる。店内には大小さまざまな製品が飾られていたが、とりあえずかさばらない”しおり”だけ購入する。
2時モーニングコール。 今日は空路アスワンに向かうため、3時にホテルを出発して飛行場に向かう。 空港のロビーで朝食にジュースやパンを食べる。 5時離陸、6時10分アスワン着。 すぐにバスでアスワンハイダムに向かう。 ナセル大統領がアスワンハイダムを国家的事業として計画を立て、ソ連の支援を受けて1970年に完成。巨大なダムで体積は東京ドーム164個分とのこと。 ここから上流に向けてアブシンベルの方まで、琵琶湖の7.5倍もの面積を持つナセル湖(人造湖)が続いている。 次に行ったのは未完(切りかけ)のオベリスク。 広い花崗岩の石切り場を登っていくと切りかけのオベリスクがある。製作途中でひび割れを発見したため未完成になったという説があり、完成していればエジプト最大のオベリスクになったと言われる。 この石切り場からアスワンの町並みを望むことが出来、入り口近くにムスリムの墓地が広がっているのが見られた。 11時にアスワンからバスでアブシンベルへ向け出発。砂漠の中の1本道をアブシンベルまでノンストップで走る。 出発して1時間半位経ったころ、なんと道の両側に蜃気楼が見え出した。 砂漠の遠い向こうに水色をした湖のようなものが見え、中には島が浮かんでいるように見えるものもある。蜃気楼を見るのは生まれて初めて。次々と現れる蜃気楼にすっかり興奮してしまった。 約3時間でアブシンベルに到着。 ホテルはコテージ風で、目の前に青い水をたたえたナセル湖が広がっている。ブーゲンビリアや色とりどりの花が咲き乱れ南国に来たなという感じ。 昼食をとった後、ラムセス2世によって建造されたアブシンベル大小神殿へ。 アスワンハイダムの建設で湖の底に沈みそうになったが、ユネスコの呼びかけで神殿救済のキャンペーンが行なわれ、60メートル高い後ろの山に元通り移されたもの。 大神殿正面の4体のラムセス2世像は高さ20m。想像を超えた大きさ、凄さ、まさに震えの来るような感動でただただ黙って巨像を見上げる。神殿内部の壁画もはっきり残っていてこれまた素晴らしい! 神殿の一番奥の至誠所は4体の坐像があり、年に2回朝日が当たるよう設計されている。 小神殿はラムセス2世が王妃ネフェルタリのために造った神殿。規模は大神殿に比べると小さいが、正面の六体の像、内部のレリーフは見もの。 6時半からライトアップされたアブシンベル神殿で音と光のショーを見る。神殿の岩山をスクリーンに見立て、ユネスコによる神殿の救済、ラムセス2世の治世、ヒッタイトとの抗争などの映像が次々と映し出され圧巻。説明はフランス語だったので、我々はイヤホンで日本語の説明を聞いたが、音が重なってよく聞き取れず残念。 ショーの終わった後見上げた星空が実にきれいだった。 |