看護人間学教室つうしん No.661997年10月10日 | 癒しの人
六甲アイランド病院 田中千鶴見 | |
大段よし子様の人形は、やさしく気品があり静かに立っている。その上愛くるしく、見つめる人に安らぎをあたえてくれる。
御所人形の流れというその人形は、桐塑人形といい、桐の木屑を糊で固めて造る。古典柄の古布で着物を仕立て着せて出来上がるまでに何ヵ月もかかるという。
大段先生の奥様に初めてお会いしたのは、昭和41年頃で舞子にお住まいの頃である。当時はご自宅でも「看護人間学教室」を開催されており、何度かは奥様の手作りの昼食を御馳走になった。
「がんセンター」に勤務していた私は、まだ若く、自分の心中を訴えるばかりで、「修練だ」という言葉に毎回複雑な思いで生垣に沿った舞子の坂を登り下りしていた記憶が鮮明に残っている。
その後、霞ヶ丘に引っ越されたが、それまでとは異なり五色塚の側にある仕事場とお住まいを別々にされていた。その頃にも一度お住まいの方に奥様を訪ね、庭の芝生に面した部屋で桐塑人形に打ち込まれている側でぼぉーっと時を過ごしたことがあった。
奥様とは、仕事の話も私個人のことも話した覚えはない。ただ、何となく世間話やお人形の話に終始したような気がする。
先日の奥様のお通夜の席に数人の中学生と高校生がいた。最初はご親戚かと思っていたが、近所の子供達で奥様のお友達とのこと。孫のような人達に友達と慕われる奥様のご様子が想像され、微笑ましく思うと同時に、今にして思えば、私も彼らと同じように癒されていたのだということがよく判る。
奥様の人形達の遺作展を是非とも拝見したいと思う。
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| ◆日 時 1998年11月26日(木)13:00〜28日(土)16:00 | ||||
| ◆会 場 目黒さつき会館(品川区西五反田3−2−13 JR目黒駅徒歩5分) | ||||
| ◆参加費 38,000円(宿泊費・食事代・資料費等含む) | ||||
| ◆参加ご希望の方はFAXまたはメールでお申し込みください BYQ10124@niftyserve.or.jp |