看護人間学教室

つうしん No.66

1997年10月10日

 

奥様に感謝の気持ちをこめて

梶山紀子


 大段先生の奥様の急な訃報はたいへん驚かされ、まだいまだに実感がともなわない思いをしているのは私だけではないでしょう。

 奥様の存在は、大段先生のエネルギーや活躍の源泉であり、またオアシスでもありました。それはまた、先生を尋ねる人の誰をも、あるがままに受けいれて下さり、またいつも生命や健康生活の元である美味しい食事をふるまって下さったり、心地よい場の提供であったと感謝の気持ちでいっぱいです。

 神戸で看護人間学教室が開かれ、第一期生として先生との出会いがあったのですが、その後先生に会うのは“こわい”“嫌だ”と感じられる時も、奥様には大きな心で包まれ、癒され、そして手づくりのあたたかいお食事を御馳走になり、活力をもらって帰っていた若い頃が思い出されます。私にとって、先生は目標であり理想であって、奥様は現実的な存在そのものであったのかもしれません。

 お二人のあまりにも対照的な生と死。先生は先生らしく奥様は奥様らしく共に真剣に生きてこられた人生。きっと先生はあの世からひとり淋しくなられ、奥様をお呼びつけになられたのかもしれませんね。奥様は「まあ、しかたがないわね」と言いながら、先生のお側でお好きな人形の創作に精を出していらっしゃるのではないかと勝手な想像をしています。

 冬子様も夏子様も共に立派に成長されました。後は大丈夫、何かあれば木下様が控えていらっしゃいます。どうかご安心下さい。

 

つうしん をさしあげます。
看護人間学教室 つうしん は、B6版16pの小冊子です。
80円切手をはった返信用封筒を送っていただいた方に、つうしんをお送りします。
ご希望の方は、事前に、連絡先を、FAXまたはメールで、お知らせ下さい。
バックナンバーもあります。お問い合わせ下さい。
看護人間学研究会 木下救子 FAX 078(927)9645

東京・宿泊学習会のお知らせ

◆学習会の目的
 看護は「人間相手」の「援助」であることはいうまでもありません。しかし、「人間相手」も「援助」も、少し考えてみると、たいへん難しいことです。いつの間にか「人体相手」となり、自己満足的な「人間操作」になりがちです。そして、それを臨床の看護活動のなかで気づくことは、なかなか難しいのです。
 日頃の私たちがやっている「看護」は、どんなふうになっているのか。それをあらためて問い直し、そこから、どうしたらいいのか、を探求する学習会が、この人間学教室です。
   ◆学習方法
 現実の患者の問題をとりあげ、討議やロールプレイングなどを通して、徹底的に考え合おうというのです。「首から上の学習」ではなく「内蔵も参加する学習」の場にしたいと考えています。「看護」の仕事をしている人たちには、こうした集中的な学習の機会を、1年に一度くらいは持ってほしいと願っています。
 「人間の看護」の学習を望まれる方は、どなたでも歓迎します。
◆日 時  1998年11月26日(木)13:00〜28日(土)16:00
◆会 場  目黒さつき会館(品川区西五反田3−2−13 JR目黒駅徒歩5分)
◆参加費  38,000円(宿泊費・食事代・資料費等含む)
◆参加ご希望の方はFAXまたはメールでお申し込みください
看護人間学研究会 木下救子 FAX 078(927)9645
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