ウォーカー・ブラザースは1965年頃に大人気を博した3人組。イギリスでの人気が高かったのでイギリスのグループとよく間違われる。"フィル・スペクター以上にスペクターらしい"と評されたウォール・サウンドとスコット・ウォーカーの甘い歌声で一時はビートルズと人気を2分するほどだった。当時は小学生だったが、テレビでコンサートを見た記憶がある。そんな彼らの1968年の福岡公演のライブ盤が限定で発売された。すぐ買いに走ったが、どこでも売り切れで友人に借りて聴いた。演奏や歌は雑なところはあるものの、思っていたよりもずっと良かった。「ダンス天国」から始まるヒットの数々から聴き入って、後半の「太陽はもう輝かない」や「涙でさようなら」の頃にはもう涙なくしては聴けないヘロヘロ状態だ。団塊世代を意識しての再発だと思うけど、限定じゃなくてプロパーで発売してよ、フィリップスさん。
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