ダイオキシン...
どこかで一度は聞いたことのあるじゃろう。
プラスチック、塩化ビニール、ラップ、ウレタンなどの塩化化合物を燃やすとこのダイオキシン(猛毒)が発生するんじゃ。
先進国ではこれらの物質を燃やすことは禁止され、ゴミ焼却場には厳しい規制がある。

ところが、日本では今でも「燃えるゴミは燃やす、燃えないゴミは埋め立てる」で実質的な規制や対策が無く、煙や灰からダイオキシン汚染が広がっとる。
驚いたことに、プラスチックを燃えないゴミとして出しても、その後再分別して焼却場で燃やしてしまうところもあるようじゃ。


ドイツでは「0.1ナノグラム以上で焼却場閉鎖」という規制があるのに日本の厚生省は「80ナノグラムで規制」というガイドラインをつくっただけじゃ。
ドイツの800倍も甘い規格と思ったらそれは間違いじゃ。
ガイドラインということは、規制力は全然無い。
この値を超えても、ちょっと注意されるくらいじゃ。まあ気休めみたいなもんかのう。
実際に各地の焼却場のダイオキシンの濃度を観測したところ500ナノグラムのダイオキシンを発生している焼却場もあり、いまだに稼動しておる。
付近の焼却場のデータがあるかも  ---> ごみ焼却施設排ガス中のダイオキシン類濃度について
わしは、この話を聞いたとき「焼却場の付近はあぶない」と思ったがそれは間違いじゃった。
焼却場の付近だけじゃないんじゃ。
空気に境はないからのう。日本の都市の空気はヨーロッパの都市の10倍以上の濃度のダイオキシンが含まれているそうじゃ。

このままいくと、日本人は世界一環境汚染に強い人種になりそうじゃのう。
      ふぁっふぁっふぁ。


 97- 8- 24