2 不登校と学校教育法
不登校は、日本を始めとした東アジア諸国に特有の現象です。欧米諸国では、特定の学校に行けなくても、実情に合わせて教育が柔軟に湧き起ります。”教育を受ける権利”があるためです。
日本では、小中学校の児童生徒の約1%、数にして約13万人が不登校になっています。
不登校は、発展途上国で学校に行けない子どもがいる現象とは、まったく違います。不登校は、教育熱が高く、教育が行き渡っている国で、子どもたちが学校に行けなくなる現象です。
不登校は、柔軟に新しい教育が生まれる仕組みを欠き、子どもを保護する法律を欠き、出来合いの教育に子どもを合わせるしかない学校制度のもとで起こります。
不登校の最大原因は、学校教育法にあります。