このように、
検定教科書の使用
教科と授業時数
指導要領
職員の構成
クラス編成
などが、学校教育法にゆだねられています。
昭和22年以来の学校教育法と文科省の指導で、独特の日本型教育が発生しました。そして、学校教育法が定める教育だけが教育だと信じ込まれるようになりました。
日本型教育は、高度成長期の日本を支えました。しかし、日本の社会が成熟してきたとき、画一性の弊害が目立つようになりました。学校教育法は地方条令に優先するので、教育の地方分権は建前になりました。
学校教育法は、「教育とは、やり方を与えて『頑張らせる』ことだ」という教育哲学の土壌となりました。