投影式表示器機、スポーツVSD

 1969マスタングには時計が助手席の目の前についています。中身はクオーツに変換してあり、非常に正確かつ快調。しかし、重大な欠陥が・・・。運転席からは見えないのです。なんて馬鹿な設計なのか。そんなわけで、運転席には液晶の小さな時計をつけていたのですが、バックライトがないので夜は見えません。これが意外と不便なんです。いいアクセサリーはないかと探したのですが、時計がない車なんてほとんどないので、商品は意外とないのです。取り付け場所の問題もあって大きなのは付けたくない。そこで考えました。以前から気になっていたスポーツVSDで行こう、と。VSDとは、窓ガラスに反射させて見るタイプのメーターのこと。スポーツVSDの時計表示モードを使って戦闘機のごとくフロントガラスに時計を投影しようというわけです。ついでにタコメータをグラフィック表示できます。

 以前、デジタルタコメータをつけたときに、どちらにするかを迷って、結局、超小型のDSM340にしました。タコとしてはいまもこれで問題なしなので、主たる目的は時計です。なお、VSDもDSM340のときと同様、非電子制御の車では電子的なスピード信号が取れないので、速度表示機能は使えません。

 購入価格は、いつもと違うお店で買ったら、「取り寄せなので定価」と言われて25000円+税だと・・・。いつもの店なら取り寄せでもまけてくれるのに・・・。

 下の写真(左)のように、表示機はフロントガラスの手前におきます。本体の方は通常は触りませんが、設定のために一応手が届く必要があり、ダッシュの下、先日も出てきたワイパーコントロールの下に取り付けました。取り付けは簡単。エンジン回転信号の配線は、DSM340のときはノイズ対策のためにアッテネーターを通してイグニションコイルからの線をつなぎましたが、スポーツVSDでは、そのまま入力して問題なく動きました。電子制御車に取付けを限定しているDSM340と異なり、スポーツVSDは、仕様としてイグニッションコイルへの配線も可とされているので、ノイズフィルターなどが搭載されているものと思われます。
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 使用結果は、
若干問題ありです。上の写真右のごとく、表示がガラスの裏と表の二重反射になってしまいます。これは予想してなかったな。付属の反射膜をガラスにはるとかなり改善されると思われますが、なんかカッコわるいのと、ガラスとダッシュの間が狭くて手が入らず、しわなくきれいに貼るのはほとんど不可能と思ったのでこれで良しとしました。でも表示を読むのに困ることはありません。
 私が安いほうのVSDIIでなくスポーツVSDにした理由は、輝度切り替えがライトスイッチに連動する点なのですが、おかげで昼・夜とも明るさは適正でした。この点は合格。また走行してみてその隠されたメリットも発見。昼間にトンネルを出たあとヘッドライトを消し忘れていると、VSDは低輝度に切り替わっているためにまったく見えないのです。すぐにライトがついていると気がつきます。一方、夕方、早めにスモールを点灯すると文字が薄くなります。日没後なら見えなくはないので不便ではないです。

 タコメーターは、液晶バーによるグラフィックで表示されて見やすいかと期待してましたが、回転数の目盛が投影されないので、何回転なのかほとんどわらず、回転数を見るという意味のタコとしては実用にはなりません。しかも、タコはグラフィック表示のみで、回転数を数字で表示するモード設定はないのです。
 液晶バーのフルスイングは10000rpmです。5000rpmが限度の私のエンジンではその半分までしか使えないので、初期設定で気筒数=4気筒を選択し、回転表示のグラフィック・バーが2倍の長さに出るようにしてみました。目盛がないのがかえってよかったりして。これでフルスイングで5000rpm相当。
 表示の左端にはオーバーレブ警告赤ランプもあります。VSDの威力で常に視野の中にあるので、この機能は非常に見やすい。4000rpmにセットしました(もちろん、実際には8000rpmとセットしたのですが)。4000rpmでVSDの赤ランプ点灯、4600rpmでDSM340の警告ブザーがなります。1速ギアのケースでも、そこでシフトアップすれば5000rpm以下には必ず収まるので安心。電子点火にしてからはノーマルV8にしてはよくまわるので気をつけないといけません。赤ランプがつく回転数はDSM340が4000rpmを示す時とよく一致していました。

 総合的に言って、私の目的、つまり「時計」としてならなかなかよろしい。しかし、タコメーターとしては正確な回転がわからず、オーバーレブ警告ランプとしてしか期待できないかと思います。タコメーターとしてはDSM340をお勧めします。

 

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