ドアガラスの自動化改造

 オープン車の場合、ドア開閉時の窓の処理は技術的に難しく、全閉時ガラス位置をきちんと密閉できるように調整すると、降りたときは「手で窓ガラスを押しながら締める」、乗った後は「窓を数cmだけ上下する」といった手操作が必要になりがち。この点を最新の車はどうやって解決しているのかというと、コンピューター制御で、ドアを開けるときは窓がスッと数cm下がり、締めると自動で窓がスッと上がって、しっかりと密閉するようになっております(ま、これが壊れてドアが開かないとかいう故障もよくあるらしいですが)。わたしの69マスタングでもなんとかならんかと思って、一工夫してみました。ただしコンピュータの助けはなしでね。
 
ドアを開けたときは0.4秒ほど窓を下げ、締めたとき1.2秒ほど窓を上げるという動作をリレーとコンデンサーを組み合わせて作りました。コントローラは、リレー5個とケミコン3個の組み合わせで動作を実現。配線に苦労しましたが、タバコの箱よりちょっと大きめの中に、素人仕事にしては上出来の高密度実装かと自己満足(写真上左)。小さいのが功を奏してこれはコンソールボックス内の隙間に置けました。
 ドア内部には、20Ampの3接点リレーが2個つきます。コントローラからドアへの配線は2本だけです。

 

下の写真のように、ドアを開けると2cmほど下がります。自動で窓が上下するのって、見ていてなんか不思議な感じです。車が自分で考えているみたいで。(回路は手書きですが一応UPしときます。)

 

この機構の数週間の実地試験の結果、以下の問題点を認めました:

1)ドアランプスイッチに連動させたため、助手席ドアを開けたときも窓が下がるのは(わかっていたけど)うっとうしい。
2)屋根オープン・窓全開で駐車しようとしても、ドアを閉めると窓が10cmほど上昇してしまう(下の写真参照)。これはショーなどでの展示では支障ありかもしれない。
3)他にも、作業中などには窓の動きを止めたいことがありそう。

これらの問題を解決すべく;

1)連動をドアランプスイッチでなく、殺してあったステアホイル自動撥上げ機構用スイッチの方を流用(下の写真左)
2)システムoffのスイッチを設置(写真右)

という追加改造をしました。ガラスに気を使わずに軽くドアを閉められるようになったし、結構、重宝しています。不調は見とめられません。


さらに2005年5月に

3)窓が一番下まで下がっているときには自動上下をOFFとする機構を追加

いたしました。これがないと、写真左のように、窓全開で車を降りると窓が少し上がってしまうのです。

部品箱の中にちょうど都合の良さそうなマイクロスイッチが転がっていたので、それを細工して、ドアの内部に取りつけました。窓が一番下まで下がってくると、このスイッチから伸びたレバーに窓枠が当たって自動上下用のリレーの電源がOFFとなります(通常の窓の操作はできます。)本来は、最初からこういう設計にしてあるべきだったでしょう。

 

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