LEDシーケンシャルターンシグナル

 

テールライトを、消費電力節減のためにLED化したいと思いまして、いろいろ調べていたところ、ターンシグナルも単純な点滅でなく、3つに分かれたテールライトの窓を流れるように点滅するシステムにできるキットが売られていることを知りました。検討の結果、本HPを見ていただいている方から教えていただいたMustang Projectのシーケンシャル点燈のLEDシステムを採用。LEDパネル左右と、専用の電子式フラッシャーのキットで165ドル+送料10数ドルです。

ご注意(2005/9/22): その後、このシーケンシャルシステムには重大な欠陥を発見しました。解決は可能ですが、ちょっと難しい回路を作る必要があります。問題と解決のページをご覧ください。工作ができない場合には、フラッシャーを交換せずに、非シーケンシャルの通常点灯として使うことをお勧めします

 一番気になっていたのは、LED数が一列12個、合計でも36個で明るさが満足できるほど十分なのかでしたが、まったくの杞憂でした。従来の電球よりはるかに明るく感じます。加えて、マスタングのテールライトはレンズは3つに分かれていても、中の電球は一個でしたが、LED化によりしっかり3つのレンズが光るようになって、大変見栄えもよろしいです。

 取り付けは、電球をLEDパネルに変えて(ソケットは電球と同じになっている)、フラッシャーを付属の電子式フラッシャーに交換するだけ、ということで、簡単そうに見えます。ま、以下の通り、いつもお決まりの伏兵がいたんですが・・・。でも、基本的には簡単と言えます。


 電球と差しかえるだけといっても、電球ならランプハウスの後から抜けますが、LEDパネルは大きいので無理です。レンズをボディーに残してランプハウスだけ外せるのだろうと思いきや、テールランプハウジングをボディーから外した上で、レンズまで解体しないとLEDパネルは取り付けられません。手間はとにかく、ゴム類を切ったりしないように注意しないといけないので、気を使いました。
 解体してしまえば、LEDパネルを差しこむのは簡単。電球のキーピン(2本)の位置をよく見て、LEDパネルの中央のネジを緩めて、電球とだいたい合わせてから差しこみ、さらに水平になるように微調します。ただ、ランプソケットは(本来の後側からの電球交換のために)抜き差し可能な構造なので、若干ガタがあってぐらぐら回転します。するとLEDパネルの水平が狂ってしまいす。接着するとあとで困るかも知れないので、ソケットの周囲を粘着シートで止めることにしました(右端写真)


 フラッシャー交換でも、ちょっとした難関に遭遇。ダッシュ下に見えていて簡単に交換できそうに見えたフラッシャーは、ハザード用であることが判明。ターンシグナル用の方はどこだと、カチカチ音をたよりに探しても見えず・・・。レストアガイド本で場所を調べたところ、ラジオの奥だと・・・・。翌日、ラジオ・カセットを外してみると、確かにありました(下の写真)。しかし、フラッシャーだって寿命があるのだし、すこしはメンテのこと考えてほしい。ラジオを外さないと交換できないとは。

フラッシャーを電子式に交換すると、そのほかの配線は変えないのにLEDはシーケンシャルに動作をするようになります。ブレーキはシーケンシャルに流れずに普通に点滅します。特許構造とか。電子フラッシャーはターンシグナルであることをLEDパネルの回路に知らせる何らかの信号を線に乗せるようです。

その秘密を探ろうと、ノンシーケンシャル(通常)点滅用フラッシャーとシーケンシャル点滅用フラッシャーの出力をハンド・オシロで調べて見ました。その秘密は、ONになった直後30msほどの間に二回、電圧がゼロに落ちるとシーケンシャル動作になるようです。下のオシロ画像のとおり、「10ms間ON-5ms間OFF-10ms間ON-5ms間OFF-連続ON」となっています。これがLED回路への合図でした。


結果は、ムービーにてお見せしましょう。

AVIファイル(450kB)

 

 このLEDシステム、期待とおりのできですが、実際につけてみて、若干の問題として感じているのは、少々点滅間隔が長すぎる点。遅すぎて、周期が車検の基準を満たさないかもしれない気がします(そもそもシーケンシャルが問題かもしれないけれどよく知りません)。まあ、もしダメなときはフラッシャーを元に戻せばなんとかなります。
(ただ、普通のフラッシャーを使うと、シーケンシャルには動作しませんが、スモール点燈中の点滅にちょっとちらつきが乗ることを確認しました。スモールが点いていないときは正常です。)

 それから、付属の電子式フラッシャーからは、カチカチ音が出ません。私の車は電子式ウインカー音発生機をつけてあるので関係ないですが、普通は、カチカチ音がなくなってしまうと不都合も生じるかと思います。つまりターンシグナルの戻し忘れを見落としてしまうことがあるかも。

 などと弱点はすこしあるものの、そこそこ動作はうまくいったので、ハザードのフラッシャーも交換する予定で発注しました。通常の赤ランプの点滅ではブレーキと区別がつかないため、車線を譲っていただいたりしたとき、ハザード点滅でお礼の意を表するのができないんです(してもわからないから)。シーケンシャルなら気持ちが伝わるかなと思うのですけれど。むしろこっちが実用上は重要かな。(2004/10/2)


2004/11/19追記
 その後、このLEDテールライトのメーカーであるMustang Projectに標準品より点滅が早いフラッシャーを特注しまして、なんとか許容できる点滅速度になりましたので、ターンシグナル、ハザードともシーケンシャル点灯にしました。大変に好調です。お礼のハザードも出せるようになりました。もっとも、ブレーキを踏んでいるとそちらが優先してハザードが点滅しないので、お礼ハザードを出すには、その間、ブレーキを踏まないようにしなければなりません。

2004/12/25追記
 LED化後、クルーズコントロールシステム(CCS-100)が動作しなくなったことに気がつきました。電球とLEDの、抵抗と性質(LEDは半導体)の違いが原因でCCS-100が誤動作することが判明。詳細は、原因と解決策のページをご覧ください。対策後はクルーズコントロールも従来通りに動作しています。長距離走行には実に便利です。

 

 

最初のページに戻る