ルームチューニング その2
吸音パネル シャルーネ

Shallne

2012年10月28日

2017年1月に、右スピーカ正面に二枚を追加
 

 

 

吸音パネルによるルームチューニング

 

ガラスに囲まれた私のリスニングルームは、音響ではかなり不利ですが、共鳴箱であるピアノを排除したりDEQ2496で左右の音響特性を精密に調整したり、パラメトリックイコライザーでピークを取り除いたり、などの数々の対策で、たぶん、なにも電子的対策をしていない普通の部屋よりかなり対称性が良くなっているはず。

 しかし、それでもどうしても取り除けなかった問題がありました。それは、1000-1200Hzに大量にある共鳴周波数の影響です。

 

 この範囲は、反射の減衰が少ないので、ソプラノが声を張り上げたときや、大合唱(とくに女性の)では、キーンという耳に付く共振音が発生します。部屋を歩き回ってわかったことは、これはやっかいなことに部屋の3辺が関係する3次元モードです。しかも、周波数が隣接した範囲にあまりに共振が多すぎて、この範囲は電子的には取り除けないのです。やろうと思えば、800−1200Hzをまとめて-8dBくらい下げなければ影響を消せませんが、それでは音がまったく変ってしまって対策にはなりません。

 

 まずは、ガラスを当然疑い、吸音カーテンを付けてみました。

吸音性能を重視した選択なので、色がしゃれたのがないんですけれど。

 

 たしかに、ガラスのそばで聞くと反射は減ったように感じますが、部屋の共鳴音に変化は出ませんでした。ま、悪くはなっていなかったので、そのまま採用としてあります。

 しかし、問題は解決していないので、さらにいろいろ調べていくうち、ガラスより、後ろ壁面(チーク板張り)のほうが問題らしいと気がつきました。

 この壁面反射は相当強く、吸音性のじゅうたんとかカーテンを吊った程度ではとても取り除けないことがわかりました。 つまり、ここには書いていない無駄な投資をたくさんしたということです・・・・(^^;

 予想に反して、あきらかにガラスより影響が大きい。こうなっては、厚味のある吸音パネルを取り付ける意外に逃げ道はない、と結論しました。

 

 しかし、部屋の見栄えのこともあり、どうしたものか、いろいろ迷ったあげく、やっと見つけたのが、吸音パネルShallne(シャルーネ)でした。

 

 私は、「要するに、グラスウールをサランネットで覆った軽量のパネルがあればいいじゃん」と思っておったわけです。しかし、オーディオ用の吸音調整パネルと称するものは、材質に凝ったりして、やたらと高価格なのが多いのですよねえ。

 そんな中、ようやく探し出した、私の目的にぴったりのパネルがシャルーネ。大きさは65cmx85cmと、使いやすそうだし、1枚7700円という価格がいい。しかも色も多数から選べます。さっそく6枚買って、取り付けてみました。色は、部屋の壁に合わせて茶系ですが、部屋を暗くしないために、トパーズという、明るめの色を選びました。中身は、吸音材の王道、グラスウールです。

 

 結果は極めて良好でした。大音量でソプラノの独唱を聞いても、共振は非常に少なくなりました。私は、どの音が共振音かを知っているので、まだ共振が完全には消えていないのがわかりますが、きっと、私以外の人には、まったくわからないと思います。

 投資額は5万円くらいですから、これはお買い得でした。 吸音パネルで迷っている方に、お勧めです。

 

 ちなみに、写真の4枚あわせの境界のオレンジ色は、シャルーネのオリジナルでなくて、私のデザインです。薄い木材板をオレンジに塗って、挟んであります。しゃれたデザインになったかなあ、と思っていますが、いかがでしょう。オレンジは、JBLカラーですし。

 

2012年10月30日

 

 

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