猫森集会レポート(2002-11-07 オールリクエスト)
浩子さんのコンサートでは最初から最後までずぅ〜っと記録をとっている人をよく見かけます。それはコンサートが終わった後に記録していた方のホームページにコンサートレポートとして載っていたり,のこめり(浩子さんのメーリングリスト)への投稿で,行った人にも行けなかった人にも大変ありがたい情報として流れてきます。
私は浩子さんに会いに行く時は出来るだけリラックスしてくつろいだ状態で曲を聴きたいなと思っているのでメモはしません。ぽーっと右から左に流れて忘れちゃう曲もあるし,何日も後まで無限ループするくらい印象に残る曲もあり,そういった曲もコンサートごとに違って,その時の気分で変わったりと…そんなことを楽しんでいます。
今年の猫森集会 8days の初日はある種「いつもと違う」コンサートでした。はじめての会場で浩子さんがめちゃくちゃ緊張していて,見ているこっちまで「浩子さん,大丈夫か〜?」「がんばれ〜!」と力が入って…それが最後まで続いてしまったのでした。そんな初日に立ち会ってしまったさとみちゃんと私は「明日から平気なのかなぁ?」と心配しながらその日帰りました。私はあと 2 日間行くつもりだったので「様子見ておくよ」なんて言っていたのですが,その後さとみちゃんから電話が来て「7 日のオールリクエストの日。ウクレレレッスンの日なんだけど,パスしてもう一度行って来る!」と彼女は言い出したのでした。
オールリクエストはほとんど全部の曲がお客さんからのリクエストで構成されます。私は他の人の聴きたい歌を順番に聴くより,浩子さんがコンサート用に構成してくれた曲を流して聴きたいので,オールリクエストの日を避けてチケットを取りますが,この日が好きな人は大好きみたいです(あ,私だってもしリクエスト権があったら「約束」をお願いするって決めてます)。
そして今日になってなんと「常連さんを見習ってレポートを書いてみた」という便せん 8 枚のお手紙がさとみちゃんから届きました。それを読んだ私も感激してしまい,これはすごいから私だけ読んでしまっておくのはもったいない… HP にアップしてみようと思い立ったわけです。一部曲目の表記と注を入れましたが,他はさとみちゃんの原文通りに再現しました。
ゆっくり聴きたかっただろうに…照明が暗い中を一生懸命メモしてくれたさとみちゃんに感謝です。
7 日,やはり行って来ました。「オールリクエスト」。
とてもくだけた雰囲気で,浩子さんが曲でとちってやり直しになっても笑って終わり,という風でした。
まぁ,もともと少なくとも「完成度」を目指すコンサートではないので…。なにしろ浩子さんが AQ さんに「今のキー,違ってない?」などと,演奏後に平気でお客さんの前でのたまわってしまわれるのだから…。
レポーターの方々に習い,私も曲目や主要な部分を記録してみました。いつものレポート(注:のこめりに流れるレポートのこと)にはとても及びませんが,とりあえず「ダイジェスト版」としてお読みください。
まず,席の場所です(注:図は省略)。出演者出入口のすぐ横の 16 列 1 番。出入りの浩子さん達がそばを通り,間近で見ることができ,少々お得でした。演奏中は浩子さんは後ろ姿でしたが。でも AQ さんは正面だし,ネコさんは横顔。
では全体の進行です。
- 1.悲しみの時計少女
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- <お誕生日おめでとうコーナー>
- 2.きょうは雨降り (男性)
- 3.流星少年 (男性)
- 「流星少年」の方が先に聞かれたけれども,AQ さんが「コンサートの構成ではふつう流星少年があとにくる」という意見により「きょうは雨降り」が先に演奏された。
-
- <席番で>
- 浩子さんがチケットの半券の入った「そっくりハウス」の形の箱(屋根部分がフタになっていて開く)から引いていって決定。
- 4.時の少女 (男性)
- 5.ここにいるよ (男性)
- 6.ハサミトギをおいかけて (男性)
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- <「さがせ」シリーズ>
- 体の弱い人をさがせ,ということで。
- 次の 10 項目への該当数が最も多い方へ,と。
- 1)この一週間以内に医者へ行った。
- 2)この 3 ヶ月で体重が 3kg 以上減った(ダイエット OK)。
- 3)何かのアレルギーがある。
- 4)骨折したことがある(「ひび」はなし)
- 5)入院したことがある(「日帰り」はなし)。
- 6)今,薬をこの場に持っている。
- 7)腕立て伏せが一回もできない(「したことない」でも OK)。
- 8)左右の視力が平均 0.1 未満である。
- 9)乗り物酔いで吐いたことがある。
- 10)朝礼で倒れたことがある。
-
- すべて,当てはまった方がいらした(「ワタナベさん」という女性の方)。
- 浩子さん「大丈夫ですか?」
- 「検査のため入院しなければならないけれども,コンサートが終わるまでまってもらっている」というようなことを言っていらしたのをきいて,
- 浩子さん「ホンットに,大丈夫ですか!?」
- リクエストは,
- 7.風のたてがみ
-
- <クイズコーナー(10 数問)>
- 8.銀河系はやっぱり回ってる (男性)
- デビューアルバム「静かでいいな」より。
- リクエストを受けて浩子さん「歌えというなら歌いましょう」。
- 昔の曲なので,歌うのが恥ずかしい,と(「キーが高い」とも)。
- 9.雲雀 (男性)
- この曲の冒頭で大とちり。
- 「誰も信じじゃいちゃ…」とか何とか歌い出してしまった(← 私の記憶では)。
- 10.永遠のたそがれ (女性)
-
- <全員ジャンケン>
- 浩子さん,強い!たちまち 2 人に絞られてしまった。
- 11.ポプラポプラ (男性)
- 12.ガラスの巨人 (女性)
- 首都高速道路から新宿の夜景を見て作ったそうです。
-
- 本編最後は「みんなのうた」
- 13.そっくりハウス
- ライブでの演奏は初めてだそうです。
-
- <お礼の曲(アンコール)>
- 14.SAKANA-GIRL
- 終わりではないような選曲は,「明日も来てね」という意味もある,とか。
…以上です。
正直,大半が知らない曲でしたが,それはそれで楽しむことができました。
で,ベスト 3 です。
- 1 位 「流星少年」
- 迫力で。
この曲の演奏後,ネコさんが「終わりました。」様なことをおっしゃって,それをきいた浩子さんがお客さんに「ネコさんは,もう終わってしまったそうです」。
AQ さん曰く「普通のコンサートではこんなところ(3 番目)には持ってこない」そうです。
…そんな曲。
- 2 位 「そっくりハウス」
- テレビから流れていた音と同じにきこえたことに妙に感動。サビでは前席のメモをとっていらした女性の方と共に,首を左右にかしげながらきいてしまった。
- 3 位 「時の少女」
- 懐かしさもあるけれども,全体の中で印象的だった。ある意味,浩子さんの本質があらわれているかな?などと後日いろいろ考えてしまったりして。1 位にしてもよかったけれど,こわい曲なので(笑)。
他に「ここにいるよ」もきいた時には「いいな」と確かに思ったけれど,あとで忘れてしまったので(つまり,どんな曲だったか…。笑),入れず。
このコンサートで印象に残ったもののうちの一つが斎藤ネコさんの姿でした。
ネコさんのお手許には歌詞カードのみ,という曲のとき,1 番を浩子さんと AQ さんが演奏している間に,ネコさんが鉛筆を手に猛然と何かを紙に書き込んでいらっしゃるのをみて「何をしているのだろう?」と思っていたら,2 番からおもむろに楽器を構え,合わせてしまったときには驚きました。
プロなら当然なのかもしれませんが,プロというもの,音楽のプロフェッショナルというものは,並大抵のものではない,と感動さえ覚えました。
帰り際にネコさんレーベルの CD を買い,サインまでいただいてしまいました。余談ですが。
☆ 2002.11.11 Satomi ☆
Created: Nov 12,2002
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