ベースを弾くのだ!

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突然ですがベースを買ってしまいました。弾いてみるとなかなかおもしろいものです (*^^*)

もくじ

きっかけ
はじまりは突然やってくるのです。
ベースを買う
やると決めたら速攻で買いたい!
さっそく弾いてみる
とにかくなんか音をだしてみよう。
私の練習メニュー
うまくなるまで続けなくちゃ!
ベースを買った最初の月:2002 年 4 月
初心者マークの 2 ヶ月目:2002 年 5 月
まだまだ続く 3 ヶ月目:2002 年 6 月
上手になってきたら
ここまでいけたらすごいなぁ〜♪
ベースを習いに行く
それもなかなかおもしろそう。
行け行けベースレッスン♪
やっと「人並みの初心者」になれたかも?!
行け行けベースレッスン♪ Part 2
悲願のレッスン再開なのだ!ぎゃぼ〜♪

きっかけ


まじめなことをいえば,ピアノで弾き語りをしていると,だいたい左手でベースのパートを弾くことが多いので,ベースを弾くような気持ちで左手を弾きたいなという想いがありました。ベースの音を感じるには自分で実際弾いてみようかなと。
実のところは,すごく素敵にベースを弾く人に出会って,見ていたら自分もやってみたくなった。という,かなりミーハーなきっかけです。


ベースを買う!


楽器は上をみたらきりはありません。高い楽器を買って弾きこなせるようにがんばる人もいれば,上手になるにつれて買い換えて人もいるだろうし。私は(もしも弾けるようになれば)きっと新しく買いたくなると思ったので並のものにしました。
私の条件としては
スケールができるだけ短いこと
ピアノの時もドからラまでしか届かないような小さな手なので。
バンドと合わせた時に音が負けないこと
以前ウクレレを買う時に言われたのですが,将来 YOB で使う事も考えて。あまり安すぎるといい音がでません。
買う時には自分が弾けなければ,ベースかギターが弾ける人と一緒に行くといいです。アンプにつないで実際に弾いてみると,いろいろ気がつくところが多いのだそうです(私には謎ばかりであったが)。あと店員さんにはいろいろ聞くと結構親切に教えてくれます。私は本当はスケールが短い ZO-3 ベース(フェルナンデス PIE-ZO)が第一希望だったのですが,値段が高いことと,アンプ内蔵なので一人弾きにはいいけどバンドでは向かないことなどを教えてもらったのであきらめました。

予算の関係で中古を買いました。お茶の水にたくさん楽器屋さんがあるので,中古専門店と新品屋さんと両方見ましたが,新品で私の条件だと最低でも 3 万はかかるのです。中古だと 1 万円後半からあります。私の両方の条件を満たすと言うことで YAMAHA MOTION-B(MB-2)を買いました。MB-2 の中でもランクがあるそうで,上の方を買いました。部品の色が金色で凝ってたり,ブリッジに指で回せる微調整ねじがついているという,私にはすぐに役に立ちそうにもない違いですが,これはほとんど趣味ですね (^_^;) 2000 円違いだったので,このくらい奮発してもいいかなぁ…と。値段は 2 万ちょいしたので,もとをとるくらいはがんばろうと思います。

必要があれば周辺機器も買わなければいけません。私は買いませんでしたがアンプは音を聞きたいと欲しくなるかもしれません。アンプを買うならシールドも必要です。
入門セットのように必要なもの一式ついているのが欲しければ,そういうのは新品屋さんにありました。お得なセットで買うか,バラで気に入った物を買うか比較してみましょう。


さっそく弾いてみる


とはいえ,音は出るとしても初めて見て弾ける訳がありません。入門書を一冊もっていると便利です。楽譜売り場にいろいろあるので,自分で見て良さそうだと思った本を買いましょう。だいたい内容は一緒なので,カラーがいいとか図入りがいいとか課題の曲がいいとか,自分に合う物を探してみてください。
私の場合は楽器より先に本を買いに行ったのですが,そのとき見つけた本が,きっかけの項に書いたベーシストさんの著書だったので迷わず買いました(やっぱりミーハーなわたし)。読んでいたら実際に楽器が欲しくなってしまった,という順番です。

弾くためにはチューニングをしないといけません。チューナーがあると便利だそうですが私は持っていません。これが私には難関でどの弦から合わせようかかなり考えました。ベースはギターやウクレレと比べて音が低くとても音がとりにくいのです。で,メトロノームで A(ラ)の音が出せるので 1 弦 2 フレットの A を合わせて,1 弦開放弦で 2 弦 5 フレットの G を合わせ,2 弦開放弦で 3 弦 5 フレットの D を合わせ,3 弦開放弦で 4 弦 5 フレットの A を合わせました。
メトロノームはリズムも聴けるので持っていると便利です。私はピアノの先生ご推薦の小さい電子型メトロノーム(KORG MA-20)を使っています。

チューニングができたら弾いてみます。右手は二本指(人差し指と中指)で弾く方法と,ピックで弾く方法があります。私の場合はピックを使うのが難しい(ウクレレの時大変だった)ので指弾きにしました。なるべく強く弾けるようにレッスンも兼ねて,練習を始める時に好きな曲を何曲か流して弦を弾く(左手はつけない)練習をしています。


私の練習メニュー(ベースを買った月:2002 年 4 月)


自分にあった練習方法でいいと思います。好きな曲かけて音を探すも良し。私の場合はそこまでレベルがいっていないのでこんな感じかな。
右手の指で弦を弾く
CD で好きな曲をかけて右手だけ弾きます。テンポが違う曲を 2,3 曲。足でカウントをとる練習も兼ねています。
ドレミを弾く練習
左手が届かないので私としてはかなりの難関。
ルート弾き
CD に合わせてコードのルートを弾く。1 拍目だけからはじめて慣れてきたら ベースのリズムにあわせて。1 オクターブ違いを弾いたり,ルート以外のコードの構成音もまぜて弾いてみる。

ルート弾きだけでもかなりベースの雰囲気が味わえます。私はピアノ用の楽譜があるので,その中の曲を弾くことが多いです。
毎日がスペシャル(竹内まりや)
テンポがちょうどいいくらいで,弾いていると楽しい気分になります。余裕があれば歌も歌えます(やっぱりベースでも私は弾き語りがやりたい!)。
アルバム「Espace」の曲いろいろ(溝口肇)
曲が忙しくなく,気分がいい音です。登場するコードもそんなに多くないので,同じ音でも高い方と低い方のどっちを出したらかっこいいかとかを考える練習にもなります。目標は「世界の車窓から」のベースをかっこよく弾くこと。

楽譜がないけどどうしても弾きたい曲は CD で聞いて耳コピーします。ベースで音を探すのはまだ難しいので,私は(ちょっとずるして)キーボードで音を探してメモしておきベースで弾きます。K&K の曲は楽譜がないのでこの方法。「魔法の壺」や「悲しい王様」は音が探しやすく,ベース(タケさん♪)の響きもいい感じの曲です。


私の練習メニュー(2 ヶ月目:2002 年 5 月)


フレットの位置もぼちぼちわかってきて,楽譜に書いてあるコードのアルファベットをみればルート音は出せるようになったので,来る日も来る日も飽きることなくルート弾きをしていました(本当に毎晩ベースの練習に余念がない,少しはピアノやれっつーの)。

メロディ楽器が先行する曲だと,ベースって一定間隔でルートきざんでれば OK っていう曲もあるけど,どっちかっていうと情緒に訴える系ベーシストが目標のみゆみゆ。としては,なんかかっこいい音をさりげなくポロロンとルートの合間に入れてみたくなってきた。
でもどんな音でも出せばいいってわけじゃなくて,聞いていて胸をうつような音がいい。それにはコードがわからないと音が出せない。
まさかベースでコードの勉強するとは…。

ピアノでも,うちのバンドって譜面がない曲はリードさんが書いたコード譜を見て弾くんだけど,私はコード大嫌いで「コード覚えろ!」って言われても絶対にコードの勉強やらなかったのに(笑)。
でも弦楽器(ギター,ベース,ウクレレ等)のいいところは,指の形を覚えるとフレットをずらすだけで他の音階のコードも弾ける。
ピアノは鍵盤が不規則な並びだからそうはいかないので特に嫌いなのであります。

まずやってみたのが経過音を使ってルート以外でもその時出ている音になじむ音を探すこと。コードが変わるときに前後のルートの間にある音を出すと,徐々に変わっていくやわらかいつながりがある感じがでます。
次がルートと 5th を交互に弾くこと。オクターブ違いよりも音がなじんでいるというか聞き覚えがある感じがします。5th についてはコードのことがわかると音を探しやすいです。
最初練習するときできればキーが C の曲はシャープやフラットがなくてわかりやすいです。慣れてきたら他のキーでもやってみると,いろいろな音階がわかってきます。
realtime to paradise(杉山清貴)
持っていたピアノ譜の左手がベースパートそのままだったので,それを譜面通りに弾く練習をしました。
凝った運指はなくて,コードの移り変わりのところでだんだん音を下げていく(またはあげていく)とか,コードと次のコードが離れているときは次のコードの直前にそのコードのすぐ上(または下)を弾くというアレンジだったので比較的楽でした。
ブラックサンドビーチ(加山雄三)
YOB のレパートリー。この曲はみゆみゆ。のベース練習史上一番たいくつな曲です(笑)。
加山雄三はギター弾きなのでギターパートは超凝っていてかっこいいのですが,ベースは基本的にはリズムを刻むだけ。サビがルートと 5th です。でも複雑な運指はなく,早いテンポでリズムを正確に刻む練習にもなるのでなかなか良い課題曲です。
カントリーガール(谷山浩子)
愛の種(モーニング娘。)
FOR YOU(尾崎亜美)
これらはピアノで弾き語りの練習をしたので楽譜は覚えているから,あとは細かいところを弾くときに指が動けばいい(ところがそれが難しいのだ!)。繰り返し練習あるのみシリーズ。
これまた左手がベースパートです。ピアノ弾き語りって左手がベースパートになることが多いです。
カントリーガールはピアノでやったときに,先生の提案でサビのベース(ルートと 5th の交互弾き)のところで,コードが変わるときに経過音をいれて練習していたので,オリジナルとはちょっと違うバージョンでかっこいいのが自慢です。
CD にあわせて繰り返し練習あるのみ!
あっ,注意事項としては CD と一緒に弾くと上手なベースが一緒に鳴っているので自分の音が限りなくうまく聞こえてしまいます(爆)。音やリズムを覚えたらメトロノームをかけて自分の音だけで練習するか,別楽器の人と一緒に演奏できればベストです。いつまでも CD に頼っていると実際の楽器と合わせたとき自分のトホホさにヘコむ可能性が大です(笑)。

ベンチャーズとかだとギターパートなし CD 付き教本(カラオケのようなもの)が売っていたけどベース用なんてあるのかしらん(謎)。知っている方がいたら教えてください。


私の練習メニュー(3 ヶ月目:2002 年 6 月)


ある夜,入門書の「ペンタトニックとは」の項を読んでいた。そこにはメジャーペンタトニックとマイナーペンタトニックのことが見開き 2 ページであっさりと書いてあって,話もその 2 ページだけで完結していて,それをみて「へっ?」と頭がハテナマークになってしまったそのときから,私はコード理論にどっぷりはまってしまったのでした。
ピアノで話を聞いて興味が出てきたところだったので本を買って勉強してみました。考え方はためになったけど,本はあくまでも読み物で,頭でなく無意識に手が動かなきゃだめだなぁと思いました。というのが理論の本を読んだ感想。

あと最近うれしかったのは,バンドで弾かせてもらったことだな。
「ブラックサンドビーチ」と「ダイヤモンドヘッド〜十番街の殺人メドレー」。ほとんどルート弾きだけど (^_^;)
いままではピアノを弾くときや歌を歌うときは,ベースの音をきいていたのですが,じゃあベースを弾くわたしは何の音を聞くのだろう?と思いました。
実際やってみた感じではどうもドラムの音を聞くようです。だから上手なドラムさんがいたら一緒に弾いてもらうと勉強になると思います。
やっぱバンドでやった方がいいわ!
一人で練習しているのとぜんぜん違う発見がいろいろあります。

☆ ベースの神様のこと ☆
例えばほんの一部分なんだけど CD の他の楽器と自分が弾くベースの音やリズムがぴったり綺麗にかさなってすごくいい感じの時とか,自分でイメージした通りに弾けたときとか「あ,神様が降りてきた」ってすぅーっと透き通るような気分になる。
でもそれは何回弾いても本当に時々しかなくて,でももう一度神様が降りてこないかなぁって願うから,がんばって「もう一度やってみよう!」って何度も練習しちゃう。
間違えずに弾けたからやってくるってものでもない。
音と心がうまく合わさって弾けないと神様はやってきてくれない。

私が目標にしているベーシストさんは,私が勝手に思うにどっちかっていうとジャジーな曲が似合う人で(でも初めて聞いたのはかなりロックだった),今の私はぜんぜん足下にもおよばないんだけど,ほんのちょっとでも近づけるようになりたいなぁと思う。
そんな訳で私のベースの神様は,雰囲気たっぷりな曲を弾いているときやってくることが多い。
例えば浩子さんの「まっくら森のうた」。これは浩子さんのピアノと岡崎倫典さんのアコギだけの CD と合わせると,うまく弾けたときの感激度がとても高い。
「銀の記憶」「河のほとりに」も気に入って練習しています。
スピードのある曲だと小田さんの「キラキラ」とかイエモンの「パール」。
パールって CD を聴いたとき「こりゃ速すぎて無理だ」と思ったのですが,練習していたら少しずつついていけるようになってきました。ただしラストのハイポジの部分はまったく弾けません(涙)。練習します。

☆ 最近の練習風景 ☆
休みの日はベースを手に持っていれば何時間でも弾いていちゃうけど,平日の時間がないときやケースから出すのも面倒なくらいへたっているときは入門書を開くだけでもする(なぜかというと私にとって入門書は神様が書いた本だから♪)。
何度弾いてもやってもうまくいかなくて壁にぶちあたった時,入門書を読み返してみたり,基本の譜例を弾くと気分転換になります。
でも毎日少しでもいいから弾く(弾き出すと楽しくなって睡眠時間が激減する)のが基本。
あとはドラムを聞くってところに関係すると思うのですが,2,4拍目を意識するように努力をします(実はピアノでも先生に同じ事を言われた)。とても苦手だけどやっぱりメトロノームと合わせるのが一番の練習。
リズム楽器って忍耐だなぁ,って思います。

☆ とりあえずまとめ ☆
三ヶ月で入門書一冊が終わったかなって感じです。
最初は押さえるところも?で,そのうちルートがわかってきて,簡単なコードの指位置がわかってきました。
でも難しい曲はなかなか弾けません。

理論をやって思ったんだけど,アドリブってピアノでは絶対にできないと思っていたが,ベースならできそうな気がしてます。
音が低いからかなぁ?
数学では微分積分が得意なのに物理でやるとできない私らしい発想か。
とりあえず入門編の記録はこれでおしまいなのです(不定期更新ありかも?)。


上手になってきたら


☆ コードについて ☆
コードについてよーく知りたいのであれば何か参考書を用意しましょう。一言では語り尽くせません。
私は「市ヶ谷低音ゼミナール」という本で勉強しました。この本で出てくるベース初心者の三上くんと私がちょうど同じ位のレベルだったので,先生の質問で間違えるところとか疑問に思うところが同じで,親近感があって楽しく勉強できました。
本に書いてある内容はかなり難しかったですが,章ごとに試験があるので落ちこぼれずになんとか最後までたどり着きました。
コードの構成音を覚えるのは歴史年表を覚えるよりも数が少ないと本に書いてありましたが「暗記した=弾ける」訳ではありません。理論は理論。あとは実際に手を動かして手に覚えさせるしかないです。

そういえばコードではびっくりしたことがあって,私が使っている入門書のルート弾き譜例の中で,コード進行が浩子さんの「まっくら森のうた」の A メロと同じのがあった。さらに別の項の 12 小節コード進行パターンの練習問題が K&K の「中国の太鼓」の間奏のベースソロのコード進行とまったく同じだった。
まさか著者が浩子さんと K&K のファンとは考えにくいので(笑),これはきっとこういうコード進行ってよくあることなんだろうな,と思いました。だからやっておいて絶対損はない。いつかきっとどこかで出会うコード進行なのでしょう。
「基礎をナメてはいけない」という勉強になりました。

☆ リズム・フレーズについて ☆
リズムって私が一番苦手なところで,だから私はリズム楽器(ベースやドラム)に向いていないのですが…。
一番いいのはドラムさんと一緒に弾く,それが無理ならメトロノーム。と偉そうにいう私,リズムの練習が一番避けている箇所であります(苦笑)。
フレーズについては私が買ったベースマガジンの付録に CD がついたとき「そのままつかえるフレーズ集」っていうのがあったので,それの簡単そうなのからぼちぼちやっています。
これも CD 付きの本がいろいろ出ているのでよさそうなのを選んで練習するといいでしょう。まずはいろいろなパターンを練習して慣れることが大切みたい。
リズムが正確にとれないと,いくらかっこいいフレーズの例を見てもどういうタイミングで弾くかチンプンカンプンになってしまいます(自分に言っているみたい…)。
単調で嫌な練習だけどがんばりましょう〜♪

☆ スラップについて ☆
う〜ん,私には逆立ちしてもできそうにありません。見てるとかっこいいから見てるだけ。
スラップについても参考書はいろいろ出ているようなので,やる気がある人は探してみるといいでしょう。
かっこいいよねぇ,ほれぼれするもん〜♪


ベースを習いに行く


買った時に習いにいく人もいると思います。自分でやると自己流の癖がつくので,本当はちゃんと先生について習うのが上達への早道かもしれません。

私がなぜ行かなかったかというと,自信がなかったのが一番の理由。私がピアノで行っているヤマハ音楽教室はグループレッスンで,たとえば一時間でピアノだと指の慣らし練習(テキスト)とコードトレーニングを全員で一緒にやって,残りの時間が各自の課題曲の練習となります。クラスには大人になって初めてピアノを習う人もいて,テキストとか一緒に弾く時にまずおへそのドの位置がわからない。それが本当に本当に大変そうなのです。私は昔少しやっていたのでそういう大変な気持ちが今まではわかりませんでした。「どうして鍵盤の位置が覚えられないんだろう???」って感じで見ていました。

でも自分がベースをやったら,スケールの位置が覚えられない!3 弦 3 フレット(低いド)から 1 弦 5 フレット(高いド)の 1 オクターブはなんとか覚えたけれど,もっと右のフレットになるとぜんぜんわからない。
だからもし習いに行ってみんなで一緒に弾きましょうってなったときに,今の状態じゃ大変だろうなぁとおもったのでした。慣れているピアノだって間違えるとパニック☆!になっちゃうんだから,頭真っ白でフリーズしてしまうかもしれません。
やっぱり習いに行くなら(そりゃ練習は大変だけど)楽しい気分も少し持って行かないと,きっと行くのが嫌になっちゃうと思うのでした。先生の弾き方を見るくらいの余裕も欲しいしね (*^^*)

せめて人並みの初心者になったら私もベース習いに行きたいなぁ〜♪


行け行けベースレッスン♪


一年間ひとりでベースを弾いていてわかったのだけど,自分だけだと嫌いな練習(リズムを正確にとる,ちゃんとした指使いで弾く,自分で出したい音を考える…など)はまったくやらない。弾けそうな曲があると楽譜を見て,たらたら弾いて楽しんでいるだけ。だからなかなか上達しないのです。そこで「やっぱり先生について教わりたいなぁ」と思い始めました。
でも冬は手が切れて弾けなくなってしまう怖さも頭の隅にあって,継続して習う教室は選べないと思い 3 ヶ月だけで基礎編を習えるという学校に行こうかな…と 2002 年の暮れくらいから考えて,資料を取り寄せていました。

ところが!です。2003 年になったある日,きっかけの項に書いた(今,銀河系で一番尊敬すると言い切っても過言ではない)ベーシストさんのすごくかっこいい演奏を聴くチャンスがあって…それを聴いてメロメロになった私は無謀にも大決心してしまったのでした。

  “弟子入りするっきゃない!!”

だって私がもし「浩子さんの所に弟子入りしてピアノやりたい!」って言っても,そんなのは叶うはずないから,今は一番理想に近い先生についてピアノを練習しているわけだけど,そのベーシストさんはお教室もって教えてるんだ。だから(レッスンは難しいだろうけど)私さえ行く決心をすれば直接教わりに行くことが出来る。それがわかっていて,よそにいっちゃったらもったいないもんね。


というわけで,ベースのレッスン見学に行ってきました。
私が見学したクラスは一番上手な…いつもブイブイいわせている有名な人ばかりがレッスンを受ける時間で,それはすごいハイレベルでびっくりしました。

最初に速いテンポ(250 って言ってた…驚)で弾く(あれはコードが決まってるのかな?謎)練習,そのあと一人ずつ弾くというのがとても怖い(自慢じゃないが,私は口は動くが手は動かないのだ)。最後に先生がアドバイスをしてくれたり,別の弾き方の説明をしてくれたりする。
ベースって,コードは決まっているけど楽譜なし弾いているので,人によって弾き方がぜんぜん違う。ピアノでは楽譜通りに弾くので,困った時の楽譜頼みもできるが,ベースはセンスが大切なんだろうな。私は…センスないね(涙)。たくさん弾いて慣れるしかないのかな。
レッスンで使う音源は,MAC で使う音楽ソフトウェア(Cubase かなと思ったが,マック使いでない私の記憶はさだかでない)に入っているもの。先生がちゃかちゃかと作っているのだろうな。「あ〜私も SSW をちゃんと使いこなせばいいのよね(笑)」と思った。

次に課題曲の練習。チックコリア(Chick Corea)の「SPAIN」という曲。レッスンで使うのは 1972 年に発表された Chick Corea & Return to Forever の「Light as a Feather」のバージョンでベーシストは Stanley Clarke ,実際はウッドベースで弾いているとのこと。チックコリアは有名なジャズピアニストだそうです。
最初にボサノバのリズムの解説があって,少しリズムの練習。リズムって私がピアノでボサノバの曲を弾く時とベースって違うのねってびっくりしたのでした。でもあとで自分が持っているボサノバの曲の弾き語り譜(ユーミンの「あの日に帰りたい」)を見たら,左手のベースラインは先生が説明したのと同じリズムだった。
だからピアノで一つの曲を弾くにしても,どんな楽器をピアノで表現したいかによって,音もリズムもまったく違ってくる。もちろんピアノの場合もあるし,ギターやベースやドラムの音をピアノを使って弾くことがあるかもしれない。そういうことをよ〜く考えて弾かないといけないなぁと思いました。
それぞれの楽器がどういう意味を持ってそのように弾いているかわかると,聴いても(弾いても)楽しいだろうね。
「SPAIN」は速くて難しいけどとてもかっこいい曲です。ベースの決めのフレーズもかっこいい。ああいうの弾けたらすごいなぁって感じ(私には無理そう)。
曲は難しかったですが,先生のお話はすごくおもしろかったです。

ボサノバはブラジルで生まれた音楽だそうで,ボサノバが速くなるとサンバになるらしい(あとで自分で調べたら「I love Jazz 2」の別の曲の解説に「ブラジルのサンバにジャズのハーモニーやコード進行を掛け合わせたもの」と載っていた)。リオのカーニバルで演奏に使う小さな太鼓(名前聞いたけど忘れた)のような楽器があって,それをたたくリズムがベースで弾くリズムと同じ。太鼓には音程がないけど,ベースで弾く時は音程をつけて弾いてあげるのだそうです。音程がつくなんてすごいよね。

いただいた楽譜には,コード進行の解説(曲のキー,コードの関係,ケーデンスなど)が書いてあって,あれはすごくおもしろかった。答えを聞けば「なるほどその通りだ」と思うんだけど,やっぱりコード進行を見るだけで自分で解明できないとだめよね(苦笑)…勉強になりました。


で,私が習いに行って克服したいと思っている問題点は(細かいところを言うといろいろありすぎてきりがない…笑)次の 3 点です。
  1. リズムを身体で感じて弾く。
    複雑なリズムになると,つい面倒になって聞こえた感じで適当に弾いてしまうので。
  2. 開放弦を使う。
    開放弦の音を切りながら弾く方法が,いまだにわからないのが私の弱点。
  3. 左手の薬指(できれば小指も)も使って押さえるようにする。
    人差し指と中指でしか左手を押さえられないので,速く指を動かす曲だと動きについていけない。その上開放弦が使えないのだから指の動きが大変なのだ。

上手くなってやりたい曲,モー娘。「Memory 青春の光」のベース(なんと CD のベーシストが WILL LEE 様!)です。
ピアノ弾き語り譜(左手がベースライン)持っているけど…あれは絶品。私はベースでも弾き語りをめざすのです☆

ピアノと同時進行で練習するのは大変だろうと思うけど「ベースを弾きたい!」という気持ちが大きいうちにがんばって練習しておこうと思います。
心に余裕があれば,レッスンの記録も書き残しておきたいなぁと思っています。
お楽しみに。


行け行けベースレッスン♪ Part 2


ベースを習い始めて 2 年経った 2005 年 3 月,先生がやめるとき,わたしもベースレッスンをやめました。
わたしは先生が弾くベースが大好きで,先生との出会いがきっかけで自分でベースを買って弾きはじめて,さらに腹をくくって(笑)弟子入りまでしたので,先生以外の人に教わるなんて,絶対に考えられないのです!
最後のレッスンの時,その話をお伝えしたら,別のところでベース教室をやってるということを先生からお聞きしたので「入りたい!」とお願いしておいたのでした。

半年待って,やっと空きが出たので行けることになりました。
それも個人レッスンです。ぎゃぼ〜!!!
だって,だって,あ〜ぁ,緊張だ〜!(爆)
それじゃなくても 2 年間大ボケなことばかりしてきたので,個人レッスンは超プレッシャーなのです(ドキドキ)。

でも,自分がやりたくて通うんだから,がんばって勉強して,いろいろな事を教わって,もっともっとベースを楽しく弾けるようになったらいいな〜と思います。
またレッスン日記書きます。
書いたり調べたりすると,自分でも勉強になるからね!
がんばるぞ〜!


Created: Apr 4,2002
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