ベトナム・ニャチャン

10月6日(日)
成田発JL759便で、予定より30分遅れの22:20にホーチミンへ到着。
ガイドのハンさん(25)に連れられて”レジェンドホテル・サイゴン”807号室にチェックイン。ハンさんは「サイゴン河が見える綺麗な部屋」と言っていたけど、実際に見えたのはホテルのプールとテニスコートでした。
まだ雨期ということで雨が迎えてくれたホーチミン。私がお風呂から上がってみれば、先に上がった旦那様はもう夢の中でした。

10月7日(月)
朝9:30にハンさんと待ち合わせ。お店(名前は忘れた…)にアオザイをオーダーしに行く。
最初は旦那様の好きな緑色にしようと思ったけど、あまり良い色がなかったので、ごく薄い赤紫色を選んで、サンダルと一緒にオーダー。出来上がりは、ホーチミンに戻る11日にホテルに持ってきてくれるということになった。
ここで値切ってみたが、駄目だった(苦笑)。アオザイとサンダルで55$。ホントは50$にしたかったんだけど…。
しかし、ここで旦那様は別の事を考えていたらしい。「自分達が勝利した国の通貨を使っているんだな〜。不思議だな〜」
私はそういう考えには至りませんでした。(値切れなかったことが)悔しくって。
ハンさんと別れて、またホテルに戻り、チェックアウトをした後、ホテルのラウンジで昼食を取る。
13:00にまたハンさんに連れられて、タンソンニャット空港へ。そこでVN454便に乗り、ニャチャンへ向かう。乗った飛行機にはプロペラが付いてました。空港には戦争時に使われた戦闘機の格納庫が並んでいた。
1時間のフライトでニャチャンに着き、お世話になるアナ・マンダラホテルの車でホテルへ。「ラ・マン」で有名なホテルだけれど、私たちはそんな事より、ベッドの小さい事に驚いた。
夜は早く、17:00にはもう暗い。
お腹の空いた夫婦は、ホテルのレストランで今回の旅行で初めてベトナミーズな食事にありつく。
生春巻きとフォー。(時間が早いので)他に客が居ないので、入れ替わり立ち替わりテーブルにやってくるスタッフ。ここのホテルのスタッフの制服は、上は爽やかな薄黄色、下は薄い緑色のアオザイ。
美味でした。特に生春巻きはサイコー!毎日食べていく事になると思います。荒れた海の音と、激しい海風を浴びながらベトナムビール「333」で流し込んだ料理は本当に美味しかった。お薦めです!!

10月8日(火)
朝っぱらから、車とバイクの音で嫌でも目が覚めた。泊まっている部屋が道路に近いせいもあるだろうが、6:00頃から「パッパー!」は止めて欲しい(怒)。 朝食を摂りに行くと、そこはパラダイス。中華あり、洋食あり、ベトナミーズあり。日本食も寿司が登場していた。 ホテルのプールで午前中を過ごし、昼食もプールで摂った。何て事は無いハンバーガーだけど、添えてあったポテトフライとケチャップがもの凄く美味しい。 15:00に予約しておいたフットマッサージを夫婦並んでやってもらう。30$かぁ。日本と同じだなー。旦那様は口を開けて眠っていたそうです。 夕食はフュージョン・ディナーセット。これ、すごく美味しかった。茸のスープは椎茸とキクラゲが入っていて、香草の香りで最初「ヤバイ!」と感じていたけど、実際に口にしてみたら、ダシが効いていて本当に美味でした。 メインディッシュのエビとスパゲティの盛り合わせはもっと美味しかったので、バクバク食べてしまった。

10月9日(水)
お腹が空いていたので、朝から肉まんを頬張る。ああ、美味しい。おまけにクロワッサンの何と美味しいことか…。今日だけで3つも食べてしまった。
今日は雨なので、午前中は部屋でのんびり。昼には雨が上がったので、プールで遊ぶ。プールサイドで昼食のサンドイッチを食べて、プールでまた泳ぐ。
プールの脇には、私が日本で一株700円で買った「虎の尾(サウスベリア)」が、群生している。
15:00頃、部屋に戻ってゴロゴロ。18:30からカクテルパーティがあるというので、出かけていき、2人でシャンパンを頼んだ。旦那様が1口2口で早々に酔っぱらったので、レストランで食事をする。私はClubmeatのヌードル、旦那様はミェン・ガーというダシの効いたヌードルを注文。
私のヌードルはトマト味でかなりトム・ヤム・クンに近い。でも美味しかった。チャ・ゾーと生春巻きも食べてお腹一杯。
部屋に帰って、二人とも仰向けでフーフー言っていた。旦那様はたまらず太田胃散に手を伸ばした。「仰向けしか姿勢が取れない」というので、しばらくお腹をさすってあげて、23:00には明かりを消した。食べ過ぎているけど、これがこの旅行の目的なので、本望です(笑)。でも、苦しいよ〜。

10月10日(木)
朝早く、飛行機の轟音で目が覚める。ひっきりなしのバイクの音、車のクラクション。街の中に放り出された感じがする(さすがベトナムはバイク天国)。 朝食はクロワッサン3個、目玉焼き、コーヒー、アップルジュース。旦那様は昨晩の食べ過ぎを反省して、ヨーグルトとトースト1枚。 少し晴れていたので10:00にはプールに出て遊ぶ。お昼もプールで済ませ、ゆっくりと午後までいることにした。 15:00頃部屋に戻ると、まだルームメイキングが終わっていなかったので、今度はビーチで休むことにした。風が強く、時折雨もぱらついたが、本を1冊読み終えた。 夕暮れ時にビーチを散歩した後、最後のニャチャンでの夕食に出かけた。 生春巻きに飽きてきた二人はそれぞれ洋食を注文。ステーキは旦那様、スパゲティは私。美味しかったけど、ボリュームがあって、必死に食べた。 日本人女性二人が先に近くの席に座っていた。タバコは吸わない方が良いと思うが、まあ個人の自由だしな。タバコが嫌いな旦那様は、「タバコは吸うわ、デブだわ、二人そろってチンチクリンだわ…大体タバコを吸ってこの美味しい料理の味が分かるのか?」と悪口雑言言ってました(私も同意見)。

10月11日(金)
今日の昼のフライトでホーチミンに戻る。ニャチャンからは日に何便も出ているようで、前の便は私達の乗る飛行機の30分前に出たばかりだった。旦那様はぐったり。ホーチミンでの滞在先は最初の日と同じ「レジェンドホテル」。そこで彼は1時間ほど休んでいた。
それから街に出かけ、ガイドブックに載っていたフットマッサージを受ける。気持ちよく終わった途端に「チップを」。
え?ここはチップ不要の国ではなかったのか?しかし、現金は正規料金を払ったら1$しか無かったので、それを置いて出てきた。「こういうサービスにチップは必要なの?」不機嫌になったが、まあ払ったのは1$弱だ。技術は確かなので、こういう不意打ちさえなければな〜。
旦那様の意見はこうだ。「入った時に、ここはまずいのでは…」と思ったそうだ。だってスタッフの女性が無意味にミニスカートだったから。マッサージにあの服装だからいかがわしい場所だと。
う〜ん、そう思うなら、思った事言ってよ。ガイドブックにあったから気楽に入っちゃったじゃない。まあ、損害は1$弱だけど…。
初日に作ってデリバリーを頼んでおいたアオザイが約束の時間になっても届かない!ホテルの人に電話してもらって、ようやく約束から2時間遅れで到着。
持ってきた女性は私に「55$」と言って譲らなかった女性だった。彼女は約束の18:00にはホテルに来たが、私の名前は宿泊者の中にいないと言われた、と言っていた。本当かどうかは定かではないが…とりあえず着てみた。
あら、可愛い。
薄紫色の上着と白のズボンが良く映える。
ムッとした気分は、パァっと消えた。満面の笑みで女性を送り出すと、旦那様と撮影会。うほ!楽しい。一段楽して、気持ちも落ち着いたので、ルームサービスで夕食を摂る。 揚げ春巻きとフォー・ボーとハイナンチキン。ぺろん、ごっくんと平らげる。でも揚げ春巻きはヘビーだった。

10月12日(土)
トッテンカッテン。金槌の音が頭をたたくようだ。レジェンドの真ん前はサイゴン河が流れていて造船所がある。その造船所が朝から晩までトッテンカッテンやっている。
朝食を終えて、すぐにハンさんが迎えに来た。午前中は市内観光をして回った。

昼食も市内観光に付いていたので、食事の心配は無用だった。
しかし、食べた揚げ春巻きの美味しさを半減させる日本人がいた。関西方面のおばさん連中だ。きっとホーチミン観光ツアーで来たのだろう。
「何で(隣と)同じ物が出てこないの?」と怒っていた。だって…ツアーが違うでしょ?そのお隣のカップルとは。たまたま同じ現地の添乗員さんが連れてきたっていうだけであって…。
ま、現地の女性ガイドさんも、今度からは最初に「違うメニューが出てくるかも知れない」と一言言っておいた方が良いでしょう。
そして、最後に土産物の購入場所「ビンタン市場」へ。
ん〜〜、この雑多な匂い、葦の匂い、干物の匂い、生ものの匂い…。奥にある、いかにも現地の人向けの食堂に入ってみたかったけど、すでに旦那様がいかにもゲテモノ臭い通りで拒絶反応を示していたので、言い出せませんでした。
少数民族の織物で作った小さなバッグや、アオザイに合いそうなバッグ、クッキーや小物などを購入してようやく終了。最後に切手屋さんで、実家の父へのお土産に切手を購入。
ホテルに戻ってしばし休憩した後、出発の準備に取りかかった。ホテルの部屋を延長して使えないかとホテルのフロントで交渉してみたが、後から来る客の予約が既に入っているとのことで、延長できなかった。
仕方がないので、ホテルに荷物を預けて、時間通りにチェックアウト。18:00から出発までに3時間も時間があるので、ホテルのレストランで夕食を摂った。街に出て色んなレストランを見るのもいいな〜と思ったのだけれど、相談しようと振り向いた旦那様がえらく疲れて見えたので言い出さずに大人しくしていた。
このホーチミンは空気が悪い。バイク天国なので仕方がないが、澄んだ空気の中で育った旦那様にはかなりきつかったようだ。
21:00に迎えの車が来たので乗り込む。車と同じ速度で車より大きな顔をしてバイクの群れがいつまでもいつまでも走っていく。
ふと、道沿いに植えられた木に目をやると、どの木にも3桁以上の番号が書かれていた。旦那様は「うん」と言った後、「社会主義だからね。植物も徹底して管理するんだな」と教えてくれた(本当かどうかは不明)。あー、そうか。ここは社会主義国家だっけ。忘れていたよ。
タン・ソン・ニャット空港深夜出発の便は満席の上、かなり古い型だった。しかし、私も相当疲れていたようで、離陸して1時間後には、もう眠ってしまった。

10月13日(日)
機内で目を覚ましたのは、朝食の時だった。「あら、来た時より早いのね」と驚くと旦那様が「うん、気流に乗ってきたんだね」と目をしょぼつかせながら教えてくれた。お〜、そうか、気流ね。
オレンジジュースで目が覚めた気になり、肩や腕を動かして身体も起こしてあげた。
成田到着は8:30。時間通りでまずは一安心。「日本語の案内板だよ。安心するね〜」帰ってきて一番ほっとする瞬間でした。
成田エクスプレスで東京駅まで行き、東京駅から長野駅まで新幹線で帰り、長野着は丁度お昼時。
「ラーメンでも食べようか」と話して駅前を歩いていたが、長野の駅前は結構ラーメン屋さんが多いらしい。何だか探すのが面倒くさくなって、その場に見えた一軒を指さして「ここでいいよ」と決めた。
一口食べたら二人とも「ここ、当たり!」と顔を見合わせてしまった。みそラーメン専門店だけど、本当に美味しくて、大盛りをペロンと平らげ、大満足でした。店名は『みそ屋』さんです。
最後に帰る電車の中で「この旅行、美味しいものばっかり食べたね」という意見で一致。ね。海外旅行も良いものよ。またベトナムに行こうね。

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