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2015年 母子島で観察したトンボ

ナツアカネ Sympetrum darwinianum


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ナツアカネ Sympetrum darwinianum
ナツアカネ Sympetrum darwinianum ♂成熟・胸と顔面が赤

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○トンボ科 Family Libellulidae

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ナツアカネ Sympetrum darwinianum

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1.観察日と場所

6月29日以降継続的に観察された。

母子島で夏越しする未熟個体の数はそれほど多くはないが、9月以降、成熟個体が目に付くようになった。

アキアカネ(母子島150629) ナツアカネ(母子島150629)
左:アキアカネ(肩部黒条が尖る)/右:ナツアカネ(肩部黒条は四角に切れる)

アキアカネ羽化殻(母子島150629) ナツアカネ羽化殻(母子島150629)
左:アキアカネ(8節側棘が9節縁まで)/右:ナツアカネ(8節側棘が9節縁を越す)

多くは他で越夏していた個体が母子島に集結してきたものと考えられる。

羽化殻は6月7月に駐車場付近の田んぼで確認した。

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2.説明

成熟個体の♂は胸や顔まで真っ赤になる。(アキアカネ♂の顔、胸は茶褐色)

未熟個体の見分けは少し難しいが、胸の縫線の形状が異なる。

(左:アキアカネ ・肩部黒条が尖る  )   

(右:ナツアカネ ・肩部黒条が四角く途切れる) 

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産卵は田んぼの草の上などで連結して打空産卵する。(アキアカネは、連結打泥産卵)

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3.雑記

幼虫(羽化殻)写真。

左:アキアカネ

腹節第8節の側棘の先端が第9節の付け根に届く。

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右:ナツアカネ

腹節第8節の側棘の先端が第9節の付け根を超える。

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