クロイトトンボ Paracercion calamorum calamorum
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連結して産卵するクロイトトンボ・ペア
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イトトンボ科 Family Coenagrionidae
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クロイトトンボ Paracercion calamorum calamorum
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1.観察日と場所
4月から8月にかけて大池の水辺、特に浮遊藻の水面で多数が観察された。用水路 および 小池にもいた。(写真:連結して産卵するクロイトトンボ・ペア)
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2.説明
全国に分布する普通種。浮葉植物や沈水植物のある環境を好み、大池に浮いた藻屑などの上でペアで産卵する。♂は成熟すると胸部が青白くなる。
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3.雑記
母子島で生息数が多く普通にみかけるイトトンボは、クロイトトンボとアジアイトトンボであるが
クロイトトンボは水面での活動が多く、アジアイトトンボは周辺の草原にいることが多い。
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(写真 上:ムスジイトトンボ♂ 下:クロイトトンボ♂)
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尚、7月中旬の増水で大池の浮遊藻等が池辺に打ち上げられた。池の中には水草、藻屑がほとんどなくなり、クロイトトンボの姿も見られなくなった。
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