■'07.4/29 蔵王温泉 外湯巡り■


開湯の歴史が長く湯量が豊富、そして日本で2番目の強酸性を誇る蔵王温泉。 蔵王温泉には野沢や渋、そして草津と同様、一般に開放された外湯がある。3つの外湯は全て有料だが、 受付で入湯料を支払うものではなく、”運営協力金”として湯屋の入り口に設置された湯銭箱に料金を 入れるシステム。

外湯の他にも渓流沿いの開放的な大露天風呂やシャワーなどの設備が整った日帰り入浴施設もあり、 外湯巡りから旅の途中の立ち寄り湯として幅広く利用出来るのが嬉しい。

蔵王の湯は強い硫黄臭に 弱い鉄臭も混じる。ph1.4前後なので強酸性だが草津のような強烈な酸味はない。湯色は施設に よってまちまちだが無色〜薄い白濁。湯の感触は軽く、まとわりつくようなマッタリ感はない。入浴後に ポカポカするタイプではないので夏季の入浴にも適しているかもしれない。

3つの共同浴場はすべて徒歩数分圏にあるが、施設によっては距離があるので徒歩で巡る場合には 施設位置の事前確認をお勧めする。
また、外湯巡りの際には施設の駐車場がないので要注意。(道幅が狭いので路駐難) 一般客用に無料で用意された駐車場が2ヵ所(蔵王体育館前P/ガソリンスタンド東側P)利用可。

なお、各施設ともに季節により営業時間が異なるので利用前に蔵王温泉観光協会HPで確認が必要。
http://www.zao-spa.or.jp/index.shtml


【施設名】上湯
【利用料】大人\200/子供\100
【利用時間】24時間(7月下旬〜8月下旬と冬期間は6:00〜22:00)
【源泉】近江屋3号源泉
【泉質】酸性・含鉄・硫黄-Al・硫酸塩・塩化物温泉(49.7℃/ph1.35)
【湯温】適温
【湯色】薄い白濁
【湯船】7〜8人
【駐車場】なし
【トイレ】なし
強い硫黄臭と鉄臭あり。細かい湯花が浮いている。

【施設名】川原湯
【利用料】大人\200/子供\100
【利用時間】24時間(7月下旬〜8月下旬と冬期間は6:00〜22:00)
【源泉】川原湯共同湯源泉
【泉質】酸性・含鉄・硫黄-Al・硫酸塩・塩化物温泉(48.1℃/ph1.45)
【湯温】温め
【湯色】無色透明
【湯船】5人
【駐車場】なし
【トイレ】なし 【その他】
こちらも強い硫黄臭と弱い鉄臭あり。泉質が良く個人的には共同浴場中1番のお気に入り。

【施設名】下湯
【利用料】大人\200/子供\100
【利用時間】24時間(7月下旬〜8月下旬と冬期間は6:00〜22:00)
【源泉】近江屋3号源泉
【泉質】酸性・含鉄・硫黄-Al・硫酸塩・塩化物温泉(49.7℃/ph1.35)
【湯温】適温
【湯色】薄い白濁
【湯船】7〜8人
【駐車場】なし
【トイレ】和x1
【その他】
源泉は上湯と同じ。若干温めな印象だがほとんど変わらない。

【施設名】蔵王温泉 大露天風呂
【源泉】オツン源泉
【泉質】強酸性泉(46.4℃/ph1.45)
【湯温】熱湯43℃/温湯41℃
【湯色】薄い白濁
【湯船】熱湯15人/温湯30人
【営業時間】6:00〜19:00(季節により変動あり/冬季閉鎖)
【利用料金】大人\450/子供\250
【駐車場】10台以上
【トイレ】和x1,小用x1(駐車場のトイレのみ)
【その他】
かなりワイルド感のある風呂で開放感たっぷり。強い硫黄臭と弱い鉄臭あり。 駐車場から階段を降りて受付けに至るが男性風呂は丸見え状態。女性風呂は見えないので ご安心を。